Qi10 MAXドライバーは、安定性と飛距離を兼ね備えたモデルですが、「飛ばない」と感じる場合、原因はヘッドスピードやシャフトの相性、スイングテンポなどが考えられます。
特にシャフトの硬さや重量が自分のスイングに合わないと、飛距離をロスしてしまうことも。
この記事では、Qi10 MAXが飛ばない原因を徹底解説し、ドライバーに合うおすすめシャフトを紹介します。
⇩結論:飛距離を重視するなら以下のシャフトがおすすめ
Qi10 MAXの主な特徴

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✅高い慣性モーメント
✅大型ヘッド・高い安定性
✅シャローバック形状…球がつかまりやすい
✅優れた飛距離性能
✅高い直進性
✅フェース上下左右の打点ブレに強く、安定した弾道
適正ヘッドスピード(目安)
以下は、Qi10 MAXドライバーに標準装備されているシャフトDiamana BLUE TM50のフレックス別適正ヘッドスピードです。
フレックス | シャフト重量 | トルク | 適正ヘッドスピードの目安 |
---|---|---|---|
S | 約58g | 4.3 | 42~48m/s |
SR | 約56g | 4.6 | 38~44m/s |
R | 約54g | 4.9 | 36~42m/s |
「Diamana BLUE TM50」を考慮すると、Qi10 MAXはヘッドスピード約36~48m/sのゴルファーに対応可能と考えられます。
Qi10 MAXが飛ばない原因と対策
Qi10 MAXは高い慣性モーメント設計でミスヒットに強く、飛距離性能も高いドライバーです。
しかし、思ったほど飛ばないと感じる場合、いくつかの原因が考えられます。
以下に主な原因と対策をまとめました。
① スピン量の調整不足
②シャフトが合っていない
③打点位置のズレ
④ヘッドスピード不足
⑤ボール
⑥スイングテンポが安定していない
①スピン量不足
Qi10 MAXは高慣性モーメント設計(MOI)により直進性を重視しつつ、スピンを抑えるモデルです。
ただし、ミスヒットやロフト角が適切でない場合、必要なスピン量が確保できず飛距離が伸びないことがあります。
✅対策:
- ロフト角を調整して、適切な打ち出し角を目指す。
- スイングプレーンを意識した練習を取り入れる。
②シャフトが合っていない
標準搭載の「Diamana BLUE TM50」は中調子設計で、ヘッドスピードが40m/s以上のゴルファーに適したシャフトです。
ヘッドスピードが不足している場合、シャフトがしなり切らずに飛距離が伸びにくい可能性があります。
✅対策:
ヘッドスピードが低い場合は、より軽量でしなりやすいシャフトや、シャフトのフレックスを柔らかめ(RやSR)に変更してみましょう。
③打点位置のズレ
インフィニティカーボンクラウンや60層カーボンツイストフェースは、ミスヒット時の寛容性を高めていますが、スイートスポットを外すとエネルギー伝達効率が低下し、初速が落ちることがあります。
✅対策:
- 練習場でインパクト時の打点を確認し、スイートスポットに当てる意識を持つ。
- ヘッドのライ角や高さが自分に合っているかチェックする。
④ヘッドスピード不足
Qi10 MAXは初速アップを重視した設計ですが、ヘッドスピードが不足していると十分にボール初速を上げられず、飛距離が落ちることがあります。
✅対策:
- スイングトレーナーを活用してスピードアップを図る。
- 力みを抑え、スムーズなスイングを意識する。
- 体幹トレーニングなどを取り入れる。
⑤ボール
スピン量や弾道を最適化するには、ドライバーの特性に合ったボールを選ぶことが重要です。
Qi10 MAXは低スピン設計のため、さらにスピン量を抑えるボールを使用すると飛距離ロスにつながることがあります。
✅対策:
- 適度なスピン量を得られるボールを試す(例: タイトリスト Pro V1など)。
- 弾道特性や打ち出し角も考慮してボールを選ぶ。
⑥スイングテンポの不安定さ
高MOI設計のヘッドは直進性が高い一方で、スイングテンポが乱れるとエネルギー効率が低下し、飛距離不足の原因になります。
✅対策:
この場合も、スイングトレーナーはスイングテンポを安定させるのに役立ちます。
Qi10 MAXが合う人の特徴

合わない人
✅高いスピン量を求める人
低スピン設計のため、グリーンでボールをしっかりと止めたい方には、他のモデルの方が適している場合があります。
✅操作性を重視する人
高い慣性モーメントにより、操作性は他のモデルに比べて劣る場合があります。
✅ヘッドスピードが非常に速い人
ヘッドスピードが非常に速い場合は、より硬いシャフトや、より低スピンのモデルの方が合う場合があります。
合う人
✅ミスヒットに悩んでいる人
高い慣性モーメントにより、ミスヒットに強く、安定したボールが打てます。
✅飛距離アップを目指している人
AI設計のフェースにより、高い初速を実現し、大きな飛距離が期待できます。
✅寛容性の高いクラブを求めている人
シャローバック形状により、高い打ち出し角と大きなバックスピン量を実現し、ボールがつかまりやすいです。
✅安定したボール弾道を求める人
高い慣性モーメントにより、安定したボールが打てます。
✅スイングが安定していない人
ミスヒットに強く、安定したボールが打てるため、スイングが安定していない人でも扱いやすいです。
Qi10 MAXドライバーに合うシャフト

標準装備のシャフトは「ディアマナ TM50」ですが、自分のスイングに合わせてカスタムシャフトを選ぶことで、さらなる飛距離アップが期待できます。
★選ぶポイント
✅ヘッドスピードが速い人は硬めのシャフト、遅い人は柔らかめのシャフトを推奨。
✅スイングがゆったりしている人は先調子、切り返しから加速する人は中調子がおすすめ。
✅高弾道、低弾道など、理想の弾道に合わせてシャフトの特性を選ぶ。
✅スピン量が多い場合は、低スピン設計のシャフトを選ぶことで、飛距離アップが期待できる。
①三菱ケミカルDiamana ZF
Diamana ZFは、中調子で安定感のあるシャフト、Qi10 MAXは、高い慣性モーメントを持つ寛容性の高いドライバーです。
また、Diamana ZFは、先端剛性が高く、インパクト時のエネルギー伝達効率が高いです。
Qi10 MAXのAIフェースとの組み合わせにより、ボール初速を向上させ、飛距離アップに貢献します。
この組み合わせは、高い安定性と方向性を実現し、ミスヒットにも強いクラブになります。
②三菱ケミカルDiamana TB
Diamana TBは、先端剛性が高く、インパクト時のエネルギー伝達効率が非常に高いシャフトです。
また、スピン量を抑える設計になっているため、ボールが空気抵抗を受けにくく、より遠くへ飛ばすことができます。
Qi10 MAXのAIフェース設計と組み合わせることで、高い初速を生み出し、大きな飛距離を実現します。
さらに、Diamana TBは中調子で安定感のある弾道が特徴で、Qi10 MAXの高い慣性モーメントと相まって、より安定したボールが打てます。
Diamana TBは、操作性にも優れているため、狙ったところに正確にボールを打ちたいゴルファーにもおすすめです。

③三菱ケミカル TENSEI Pro White
TENSEI Pro Whiteは、先端がしなりやすくミスヒットにも強い設計で、スイングが安定しない方や、ボールがつかまりにくい方でも扱いやすいです。
Qi10 MAXの高い慣性モーメントと組み合わせることで、より高い寛容性を実現できます。
また、TENSEI Pro Whiteは、安定したボール初速を生み出すことができ、Qi10 MAXのAIフェース設計と組み合わせることで、より大きな飛距離が期待できます。
特に、スイングが安定していない方や、ミスヒットに悩んでいる方にとっては、とてもおすすめの組み合わせと言えます。
④フジクラ ベンタス BLACK
ベンタス BLACKは、先端剛性が高く、インパクト時のエネルギー伝達効率が非常に高いシャフトです。
また、低スピンでボールが空気抵抗を受けにくく、Qi10 MAXのAIフェース設計と組み合わせることで、高い初速を生み出し、大きな飛距離が期待できます。
さらに、ベンタス BLACKは、中調子で安定感のある弾道が特徴、Qi10 MAXの高い慣性モーメントと相まって、より安定したボールが打てます。
操作性にも優れているため、狙ったところに正確にボールを打ちたい方にもおすすめです。
⑤Speeder NX
スイングがゆっくりで、しなりを感じやすいシャフトが好みの方は、ブルー、スイングが速く、切り返しから加速するようなスイングの方は、ブラックがおすすめです。
高い打ち出し角とスピン量を求める場合は、ブルー、低スピンで大きな飛距離を求める場合は、ブラックがおすすめです。
特にブラックとの組み合わせは、高い飛距離と操作性を両立したい方にとって、非常に良い組み合わせです。
ヘッドスピードが速く、低スピンで大きな飛距離を出したいというゴルファーにおすすめです。
まとめ:Qi10 MAXが飛ばない原因・合うシャフト
飛距離が出ない原因
- ヘッドが重い: 大型ヘッドのため、スイングスピードが遅くなる可能性があります。
- シャフトが合わない: 標準シャフトが自分のスイングに合っていないと、飛距離が出ません。
- セッティングが合わない: ロフト角やライ角が合わないと、最適な弾道が出ません。
- スイングの問題: スイングに問題があると、飛距離が安定しません。
飛距離アップのために
- シャフトのカスタム: ヘッドスピードやスイングタイプに合わせて、最適なシャフトを選びましょう。
- スイング改善: レッスンを受けたり、動画分析をするなどして、スイングを改善しましょう。
- セッティング調整: プロに相談し、自分に合ったセッティングに調整してもらいましょう。
Qi10 MAXに合うシャフト
ディアマナZF: 安定性と方向性が抜群で、Qi10 MAXの性能を最大限に引き出す。
ディアマナTB: 低スピンで大きな飛距離を求める方に最適。
ベンタス ブラック: 高い初速性能と低スピン量で、力強い弾道を打ち出せる。
TENSEI Pro White: 寛容性が高く、扱いやすいシャフト。
スピ―ダーNX: 軽量で振りやすく、ヘッドスピードアップに貢献。