スリクソンのZX5 Mk2は、飛距離と許容性を兼ね備えた、全ゴルファーに優しいハイパフォーマンスドライバーです。
この記事では、ZX5 Mk2の特徴や使用プロ、アイアンの評価やロフト角、そしてドライバーが飛ばない原因と対処法について詳しく解説していきます。
スリクソンZX5 Mk2の特徴
・打点のミスに強く、直進性が高い
・大きな飛距離と正確性・優れた飛距離性能
・打感と性能をバランス良く両立
・打点のミスに強く、サイドスピンも増えづらい
前モデルZX5と比較すると?
✅ヘッド構造・・・ZX5はカーボンコンポジットヘッド、ZX5 Mk2はフルチタン構造
✅高反発エリア・・・前モデルより110%アップ
✅打感・打音・・・金属感が増し、打音が改善
✅飛距離性能・・・向上
✅安定性・・・直進性が高く、曲がりにくい特徴に。
✅打ち出し角・・・打ち出し角が高く、ボールが上がりやすい
スリクソンZX5 Mk2アイアンについて
スペック・特徴
項目 | 詳細 |
---|---|
ヘッド素材 | フェース:クロムバナジウム鋼 ボディ:軟鉄 |
製法 | 鍛造 |
仕上げ | ツアーサテン |
グリップ | ゴルフプライド ツアーベルベットフルラバー |
シャフト | N.S.PRO MODUS3 TOUR105 DST(スチール) |
フレックス | S、R |
クラブ長さ | 38.25インチ(5番アイアン) |
バランス | D2 |
総重量 | 約411g(5番アイアン、Sフレックス) |
▶特徴
- スリクソン史上最速のボールスピード
- 打感と性能の両立
- 7番アイアンのロフトは31度と、やや強めの設定
- 高い打ち出し角と低めのスピン特性で、優れた飛距離性能
- 直進性が高く、打点のミスにも強い
- 高弾道と飛距離アップの両立
- 3種類のシャフトから選択可能
ロフト角
ZX5 Mk2のロフト角は、最近のアイアンの傾向に合わせて設計されています。比較的強めのロフト設定になっているので、飛距離性能がぐんとアップしています。
- 4番:21°
- 5番:23°
- 6番:26°
- 7番:30°
- 8番:34°
- 9番:39°
- PW:44°
- AW:49°
- SW:55°
評価
ZX5 Mk2アイアンは、特に飛距離と操作性のバランスが良いので、初心者から上級者まで幅広いゴルファーに愛されています。
主な評価は以下の通りです。
- 前モデルよりもさらに飛距離が向上し、特に7番アイアンでの飛距離の伸びが良い!
- 形状がコンパクトになり、操作性が向上している。上級者でも扱いやすい。
- ソフトでありながらシャープな打感。インパクト時の感触が良い!
- ミスヒットに対する寛容性が高く、オフセンターヒットでも飛距離ロスが少ない。
- デザインがシンプルで高級感のあるデザインが良い。アドレス時の見た目も安心感がある。
使用プロ
松山英樹
ZX5 Mk2アイアンをセットの一部に組み込んで使用しています。
稲森佑貴
日本ツアーでZX5 Mk2アイアンを使用して優勝を果たしています。
小祝さくら
日本女子ツアーでZX5 Mk2アイアンを使用して好成績を収めています。
勝みなみ
日本女子ツアーでZX5 Mk2アイアンを使用して優勝しています。
渋野日向子
メジャー優勝経験のある渋野選手もZX5 Mk2アイアンを使用しています。
ただし、プロゴルファーの使用クラブは頻繁に変更されるため、最新の情報は公式サイトやツアー情報でご確認くださいm(__)m
おすすめのシャフト
標準装備シャフトは以下の3つですが、他おすすめシャフトと合う人の特徴を紹介します。
・カーボン:Diamana ZX-II for Iron (60g台)
・スチール:N.S. PRO 950GH neo DST (90g台前半)
・スチール:N.S. PRO MODUS3 TOUR105 DST (90g台)
✅N.S.PRO MODUS3 TOUR105 DST
- 標準装備のシャフトで、中程度のスイングスピードのゴルファーに適しています。
- 安定性と操作性のバランスが良く、幅広いゴルファーに対応できます。
✅N.S.PRO 950GH neo
- 軽量で扱いやすく、中級者から上級者まで幅広く使用できます。
- 飛距離性能と操作性のバランスが良好です。
✅Miyazaki AX-1
- グラファイトシャフトで、軽量かつ高反発です。
- シニアゴルファーや女性ゴルファーにおすすめです。
✅ダイナミックゴールド105
- スイングスピードの速いゴルファーに適しています。
- 安定性が高く、精度の高いショットが可能です。
✅KBSツアー
- 上級者向けのシャフトで、操作性に優れています。
- ワークボールを打ちたいゴルファーにおすすめです。
初心者や中級者はカーボンや950GH neo、上級者はMODUS3 TOUR105がおすすめです。実際に試打してフィッティングを受けてみてくださいね。
スリクソンZX5 Mk2ドライバーについて
スペック・特徴
特徴 | スリクソンZX5 Mk2ドライバー |
---|---|
発売日 | 2022年11月19日 |
モデルタイプ | スタンダードモデル |
弾道特性 | 弾道直進性が高い |
ターゲット層 | ヘッドスピード38m/s以上 |
打ち出し角 | 低ヘッドスピードで上がりやすく、高ヘッドスピードで維持 |
スピン特性 | HS 44m/s未満で維持、それ以上で低スピン化 |
つかまり | 全HS領域で向上(左方向への傾向) |
飛距離性能 | 向上(特に低HSで顕著) |
扱いやすさ | 向上(特に低~中HS層) |
弾道特性 | 低HSで上がりやすく、高HSで強弾道 |
※HS = ヘッドスピード
▶特徴
- ヘッドの肉厚を薄くすることでインパクト時のたわみを増加
- 飛距離と高い寛容性を兼ね備えている
- 低スピン傾向ながら適度なスピン量を維持
- 直進性が高く、ミスヒットに強い
- 高い打ち出し角で、ボールが上がりやすい
- 高反発エリアが前作より110%アップ
使用プロ
松山英樹
ZX5 Mk2 LSモデルを使用しています。PGAツアーでの活躍が注目されています。
星野陸也
日本ツアーでZX5 Mk2ドライバーを使用して優勝を果たしています。
ブラヤド・マークセン
シニアツアーでZX5 Mk2ドライバーを使用して連続優勝を達成しています。
小祝さくら
日本女子ツアーでZX5 Mk2シリーズを使用して好成績を収めています。
尾関彩美悠
日本女子ツアーでZX5 Mk2ドライバーを使用して優勝しています。
ただし、プロゴルファーの使用クラブは頻繁に変更されるため、最新の情報は公式サイトやツアー情報でご確認くださいm(__)m
おすすめのシャフト
✅純正シャフト「Diamana ZX-II」シリーズ
- 安定感とスピード感をバランス良く備えたシャフト
- ヘッドの動きを操作しながら中間から先端が走る感覚があり、ヘッドスピードとつかまりがアップする
✅Regio Formulaシリーズ
- MB+: 操作性を補うのに適している。手元側から大きく動くため、しっかり叩ける感じがある
- M+: 低めのパフォーマンスがしっかり出る傾向がある。少し動かしてもらう方が適正弾道になりやすい
- B+: 先端が硬いシャフトで、フェースで押していく感じを強めたい場合に適している
✅フジクラ ベンタス Blue
- 中調子で安定性が高く、スピン抑制効果もあるシャフト
✅三菱ケミカルTENSEI AV RAW Blue
- 低中調子で、しなりを活かした飛距離性能を求めるゴルファーに適している
✅プロジェクトX HZRDUS Smoke RDX Blue
- 中調子で安定性が高く、やや低スピン傾向のシャフト
飛ばない原因と対処法
ZX5 Mk2ドライバーは飛距離性能が高いクラブなので、以下のことを改善するだけで性能を最大限に引き出せる可能性があります。
ぜひ参考にして、スイングやセッティングを見直してみてくださいね。
原因① スイングの問題
- ヘッドスピード不足
- アウトサイドインの軌道でスイングしている
- インサイドから下ろしすぎている
- スイングのテンポが早すぎる
- 体重移動ができていない
- スイング特性に合っていないロフト角を選んでいる
まず、ヘッドスピード不足には体幹トレーニングやスイング練習器具を活用し、筋力を向上させましょう。
スイングテンポが早いと感じるなら、バックスイングをゆっくり行い、リズムを整えましょう。体重移動ができていない場合は、フォロースルーで左足に体重を乗せる練習が効果的です。
アウトサイドインのスイング軌道を改善するためには、テークバックでクラブを内側に引き込み、インパクト時にはボールの後ろを打つ意識を持ちます。
インサイドから下ろしすぎている場合は、テークバックでクラブを外側に上げることを心がけ、ダウンスイングでは腕を体の前に落とすようにします。
原因② クラブ・シャフトが合っていない
- クラブが長くて打ちにくい
- スイングスピードや特性に合っていないシャフトを使用している
ZX5 Mk2ドライバーのクラブ長さは45.25インチで、一般的に長めです。そのため、短く持つだけでも、ミスヒットが減る可能性があります。
またクラブヘッドについては、投影面積が大きいため、高弾道が打ちやすい設計になっています。もし飛距離を伸ばしたい場合は、同シリーズのZX5 Mk2 LSモデルもおすすめです。
こちらはよりローシピン設計になっています。
シャフトに関しては、相性が良いと言われているのがRegio Formulaシリーズ。具体的には以下の通り。
- Regio Formula MB+: 操作性を重視しつつ、高初速を実現したい場合におすすめ。
- Regio Formula B+: 先端が硬めで、ボールをしっかり押し出したい場合におすすめ。初速が出やすく、スピン量も適度に抑えられる傾向があります。
- Regio Formula M+: 捕まりが良く、安定感のあるショットを打ちたい場合におすすめです。
また、純正シャフトのDiamana ZX-II 50も、捕まりの良いシャフト特性を持っているのでぜひ試してみてくださいね。
原因③ インパクトの問題
- 芯に当たっていない
- フェースの角度が合っていない
- アタックアングルが合っていない
まず、インパクトテープなどを使用して打点を確認➡アドレス時にボール位置を再確認。ZX5 Mk2のヘッド形状に合わせて、ボールを少し前に置くと効果的な場合があります。
弾道が左右に散る、またはボールが必要以上に高く浮く場合、フェース角が原因の可能性があります。この場合は、調整機能がついているので、ロフト角やライ角を調整して自分に合う設定を試してみましょう。
また、アタックアングル(インパクト時のクラブの軌道)が合っていないと、スピン量が増えすぎたり、ボールが適正な高さにならないことがあります。
低すぎる場合はボールの位置を少し左にずらし、ティーアップを高くする。高すぎる場合は、ボール位置を中央に近づけ、ティーアップを低く調整してみてください。
まとめ:ZX5 Mk2アイアンの使用プロやロフト角・ドライバーが飛ばない原因も徹底解説
• 飛距離と許容性を兼ね備えた高性能ドライバー
• フルチタン構造採用で高反発エリアが前モデルより110%アップ
• 直進性が高く、ミスヒットに強い特徴
• 高い打ち出し角と低めのスピン特性で優れた飛距離性能
• ヘッドスピード38m/s以上のゴルファーに適している
• 純正シャフトDiamana ZX-II50は捕まりが良い
• クラブ長さ45.25インチとやや長め設計
• 飛ばない原因は主にスイング、クラブ・シャフトの不適合、インパクトの問題
• 対処法としてスイング改善、適切なシャフト選び、インパクト位置の調整が効果的
• フィッティングを受けて自分に合ったセッティングを見つけることが重要