モーダス120は、Nippon Shaftが開発した人気のスチールシャフトシリーズ「モーダス」ライン中でも、中間重量に位置するモデルです。
しなりを感じやすく、スイングのタイミングを取りやすいモーダス120。特にアマチュアゴルファーにとって扱いやすいシャフトとして評価されています。
この記事では、そんなモーダス120を以下のポイントについて解説していきます。
・モーダス120の特徴
・合う人と合わない人
・捕まりすぎ・飛距離不足の原因と対策
・使用プロ
・ダイナミックゴールドS200・モーダス115との違い
・相性の良いドライバーシャフト
モーダス120の特徴
✅約114g(Sフレックス)
✅中調子で、スイングのタイミングを取りやすい
✅中~高弾道
✅中間部がしなり、適度なフィードバック
適正ヘッドスピード
40~45 m/s程度
さらにヘッドスピードをさらに伸ばしたい場合は、プロ推奨のスイングトレーナーが効果的です。
捕まりすぎる原因と対処法
原因①:モーダス120は中間部がしなる設計で、スイング中にシャフトが過度にしなることがある。➡ボールが左に捕まりやすくなる。
原因②:スイングテンポが速い方や手首を多用するタイプのスイングでは、シャフトが過度にしなり、インパクト時のフェース角が閉じやすくなる。➡インパクト時にフェースが閉じていると、ボールが左に飛びやすくなる。
対処法①硬いフレックスに変更する
例:Rフレックス使用 → Sフレックスに変更
シャフトのしなりが抑えられ、フェースの閉じるタイミングが遅くなります。
対処法②スイングテンポをゆっくりにする
スイングテンポをゆっくりにすることで、シャフトのしなりを適切にコントロールしやすくなります。具体的には以下の点に注意してスイングしてみましょう。
- テークバックをゆっくり行う
- トップオブスイングで一瞬止まる
- ダウンスイングの開始をゆっくりにする
対処法③グリップを若干弱めにする
グリップを強く握りすぎると、手首の使い方が制限され、フェースが閉じやすくなります。グリップ圧を少し弱めることで、手首の動きが自然になり、フェースの開閉のタイミングが改善される可能性があります。
- 握力を10段階とした場合、通常の7〜8から5〜6程度に弱める
- 特に左手(右利きの場合)のグリップ圧を意識的に弱める
対処法④ボールポジションを少し前方に移動させる
通常よりも少し前(左足寄り)に移動させることで、インパクト時のフェース角が開きやすくなります。
- 通常のボールポジションから、1〜2インチ程度左足寄りに移動させる
- スタンスを少し広めにとり、体重配分を右足寄り(55-60%程度)にする
一度プロにスイングをチェックしてもらい、自分に合った的確なアドバイスを受けるのもおすすめです。
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飛ばない原因と対処法
原因①:スイングに対してシャフトが硬すぎる場合、適切なしなりが出せず、ボールにエネルギーが伝わらない。
原因②:適正ヘッドスピードに達していない。
原因③:インパクト時にフェースが開いていると、ボールが上に飛びすぎたり、スピン量が増えてしまい、飛距離が落ちる。
原因④:スイングパスが外から内になっている場合、インパクトの角度が悪くなり飛距離が伸びにくい。
対処法①より柔らかいフレックスに変更
▶例:Sフレックス使用 → Rフレックスに変更。柔らかいフレックスに変更することで、シャフトのしなりが大きくなり、ボールに対してより多くのエネルギーを伝えることができます。
対処法②ヘッドスピードを上げる
▶スイングトレーナなどの練習器具を使用し、正しいリリースのタイミングを覚える
▶グリップをゆるく持つ
▶腹筋を鍛えることで身体の回転スピードが向上し、スクワットで下半身を強化・ストレッチで肩甲骨や股関節の柔軟性を高める
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ダイナミックゴールドS200との違い
モーダス120とダイナミックゴールドS200はどちらも人気のあるスチールシャフトですが、性能やフィーリングにいくつかの違いがあります。
特徴 | モーダス120 | ダイナミックゴールドS200 |
---|---|---|
重量 | 約114g (S) | 約130g (S) |
キックポイント | 中調子 | 手元調子 |
剛性 | 中間部がしなる | 全体的に硬め |
スピン量 | やや多め | 標準的 |
打ち出し角 | 中~高 | 低~中 |
適正ヘッドスピード | 40~45m/s (S) | 42~47m/s |
フィーリング | 軽快で振りやすい | 重厚感がある |
操作性 | 高い | 中程度 |
安定性 | 中程度 | 高い |
✅モーダス120・・・ダイナミックゴールドS200と比べて軽量で振りやすい・中~高弾道のショットが打ちやすい。
✅ダイナミックゴールドS200・・・重量感があり、低~中弾道のショットに最適。
モーダス115との違い
モーダス115は、モーダス120よりもさらに軽量化されたシャフトです。
特徴 | モーダス120 | モーダス115 |
---|---|---|
重量 | 約114g (S) | 約110g (S) |
キックポイント | 中調子 | 中調子 |
剛性 | 中間部がしなる | 全体的にしなやか |
スピン量 | やや多め | 標準的 |
打ち出し角 | 中~高 | 中 |
適正ヘッドスピード | 40~45m/s (S) | 38~43m/s (S) |
フィーリング | しっかりした打感 | ソフトな打感 |
✅モーダス115・・・120よりソフトな打感が特徴。ヘッドスピードがやや遅い方、柔らかい打感を好む方、軽めのシャフトを使いたいが、コントロール性を重視する方におすすめ。
モーダス120が合う人・合わない人
モーダス120は、幅広いゴルファーに対応できる汎用性の高いシャフトですが、特に以下のような特徴を持つゴルファーに適しています。
合う人
✅ヘッドスピードが40~45m/s程度の中級者~上級者
✅中~高弾道のショットを好む人
✅適度なスピン量を求める人
✅軽快な振り心地を好む人
✅コントロール性を重視する人
✅ダイナミックゴールドを使用していて、少し軽いシャフトを探している人
合わない人
✅ヘッドスピードが40m/s未満・初心者
✅フック系ショットを避けたい人
✅スイングテンポが安定してない人・極端に速い人
合わない人におすすめのシャフト
モーダス105・・・軽量で柔軟性が高く、初心者やヘッドスピードが遅めのゴルファーに適しています。操作性も良く、扱いやすいです。
KBS Tour 90・・・軽量で振りやすく、特に初心者向けです。柔らかさと振り抜きやすさを兼ね備えています。
ダイナミックゴールド105・・・S200よりも軽量で、ヘッドスピードが遅めのゴルファーにも対応可能です。しっかりとした打感を持ちながらも扱いやすい特性があります。
N.S.PRO 950GH・・・軽量で柔らかく、特に女性ゴルファーや初心者に人気があります。打感も良好で、コントロールしやすいです。
>>モーダス125が合う人とは?
>>モーダス105が合う人とは?
使用プロ
・竹田麗央選手
・小平智選手
・石川遼選手(過去に使用)
プロゴルファーの使用例はあくまで参考程度に留め、自分に合ったシャフトを選ぶことが重要です。
モーダス120に合うドライバーシャフト
モーダス120は約114グラムのアイアンシャフトです。これに合わせて、ドライバーシャフトは60グラム台が適していると考えられています。
また、モーダス120は重量としなり具合のバランスが取れており、スイングスピードが40〜45m/sのプレーヤーに向いているため、ドライバーシャフトも同様に中間フレックスのシャフトが適しています。
そして、スムーズな振り抜きと飛距離重視のシャフトがおすすめです。以上のことを踏まえて、相性が良いとされているシャフトを紹介します。
フジクラ SPEEDER NX 60のSR または S
- 振りやすく、しなりが使いやすい特性
- 安定した先端部の挙動で厚いインパクトが可能
グラファイトデザイン TOUR AD XC 6
- 軽量でありながらしっかりとした打感を持ち、安定した弾道
- スイングスピードが40〜45m/sのプレーヤーに最適
ただし、個人のスイング特性や好みによって最適なシャフトは異なる可能性があるため、実際に試打してみることをおすすめします。
また、シャフト選びの際には、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンと、クラブ全体の重量バランスを考慮することも重要です。
【まとめ】モーダス120が合う人とは?捕まりすぎる・飛ばない原因も徹底解説
・モーダス120は、中級者~上級者向けの人気スチールシャフト
・中~高弾道で適度なスピン量が特徴
・適正ヘッドスピードは40~45m/s程度
・捕まりすぎや飛距離不足の問題は、適切なフレックス選択とスイング改善で解決可能
・ダイナミックゴールドS200より軽量で振りやすい
・モーダス115よりも重量感があり、しっかりした打感
・多くのプロゴルファーも使用している信頼性の高いシャフト
・ドライバーシャフトは60g台の軽量シャフトが相性良い
モーダス120は、多くのゴルファーに適した優れたシャフトですが、自分のスイング特性や好みに合っているかどうかを見極めることが重要です。
シャフト選びに迷った際は、ゴルフショップでのフィッティングや試打を活用し、自分に最適なシャフトを見つけてくださいね。