日本シャフトのN.S.PRO MODUS³ TOUR 120(モーダス120)は、アイアン用スチールシャフトです。中間部のしなりを感じながらタイミングを取りたい人、重量感を残して振り心地を変えたい人に比較してほしいモデルです。Sの公称重量は114.0g。今のアイアンが重くて後半に振り切れない人は、軽いモデルも並べてみましょう。
適正ヘッドスピードを知りたいときは、今の重さで振り切れるか、しなりが自分のテンポに合うかの順に考えると選びやすくなります。ドライバーシャフトも、今のクラブの重さ・切り返し・変えたい球から候補を絞れます。
番手別のシャフト単体販売です。使う番手とフレックスを選び、組み替えには工賃・グリップ代も含めて比較しましょう。
N.S.PRO MODUS³ TOUR 120の特徴と剛性設計
N.S.PRO MODUS³ TOUR 120の面白さは、同じスチールシャフトの中で、しなりを使う部分としっかり支える部分を分けていることです。日本シャフトは、中間部の剛性を低め、先端部の剛性を高めた設計を採用しています。剛性は、力を受けたときの変形しにくさのこと。この分布が、重量の数字だけでは分からない振り心地を考える手がかりになります。日本シャフト公式
中間部のしなりで、切り返しの間を作る
メーカーが中間部の剛性を抑えた狙いは、しなりを使った操作性を持たせることです。切り返しから一気に硬さで受け止める感覚より、シャフトの動きを感じながら振り下ろしたい人には、ここが注目したい特徴です。
同じ重さでも、しなる場所が違えばタイミングの取り方は変わります。N.S.PRO MODUS³ TOUR 120を選ぶときは「重いか軽いか」に加えて、中間のしなりを感じながら自分のテンポで振れるかが大切になります。
先端部をしっかりさせ、強い弾道を狙う
一方、先端部は剛性を高めています。日本シャフトは、この設計で余分なスピンを抑え、インパクトと弾道を安定させることを狙っています。中間部のしなりと先端部の支えを組み合わせたところに、N.S.PRO MODUS³ TOUR 120らしい設計の工夫があります。
しなりを感じながら振りたいけれど、インパクトでは先端のしっかり感も欲しい。そんな人には、両方を狙ったこの設計が検討する理由になります。
N.S.PRO MODUS³ TOUR 120が合う人
しなりを待てる人は、今のクラブと同じテンポで振ったときに、打点とキャリーをそろえやすいかを見ましょう。逆に、しなりを大きく感じると振り急いだり、当てにいく動きが出たりするなら、N.S.PRO MODUS³ TOUR 115のように設計の異なるモデルも比較したいところです。
| 今の状態・希望 | 比較したい方向 | 候補を残す目安 |
|---|---|---|
| 重量感を残し、切り返しでしなりを感じたい | 現用に近い条件のN.S.PRO MODUS³ TOUR 120 | 無理に合わせなくても打点と縦の距離がそろう |
| 軽量スチールでは軽すぎて振り急ぐ | N.S.PRO MODUS³ TOUR 120の重量帯 | 重くしても後半まで振り切れ、タイミングが整う |
| 後半に振り切れず、キャリー不足が増える | より軽いモデルも比較 | 終盤を想定しても必要なキャリーが出る |
| しなりを待ちにくく、左へのミスが増える | 近い重量の別設計も比較 | 当てにいく動きを減らし、打ち出す方向がそろう |
100切りなら、芯を外してもバンカーを越えるキャリーを保てるか。90切りなら、同じ番手で狙うキャリーがそろうかを重視すると、コースで使いやすい一本を選べます。
適正ヘッドスピードは、重さとテンポから考える
「ドライバーでこの速度ならS」と決める前に、アイアンの現用シャフトと比べてみましょう。まず重さを近づけ、そのうえでフレックスを変えると、重さの負担としなりの好みを分けて判断できます。
| フレックス | 公称重量 | 比較するときの見方 |
|---|---|---|
| R | 111.0g | 現用からの重さの変化と、切り返しの感じ方を確認 |
| S | 114.0g | 現用の重量が近ければ、同じテンポで打点を比較 |
| X | 120.0g | 重量が増しても、当てにいかず振り抜けるかを確認 |
| TX | 126.0g | 重量の負担も含め、最後まで同じ動きで振れるかを確認 |
出典:日本シャフト公式仕様。カット前のシャフト単体の公称重量です。SからXへ変える場合は硬さだけでなく重量も増えます。
ドライバーのヘッドスピードは試打条件として残し、アイアンは同じ番手・ロフト・ボールで打ち比べましょう。良い当たりだけでなく、少し疲れたときに打点が下へずれたり、キャリーが落ちたりしないかまで見るのが選ぶポイントです。
番手別のシャフト単体販売です。使う番手とフレックスを選び、組み替えには工賃・グリップ代も含めて比較しましょう。
N.S.PRO MODUS³ TOUR 115との違い
Sフレックスの公称重量は、N.S.PRO MODUS³ TOUR 120が114.0g、N.S.PRO MODUS³ TOUR 115が118.5gです。名前の数字とは逆に、SではN.S.PRO MODUS³ TOUR 115のほうが4.5g重くなります。日本シャフト公式仕様・120/115
| 比較すること | N.S.PRO MODUS³ TOUR 120 | N.S.PRO MODUS³ TOUR 115 |
|---|---|---|
| Sの公称重量 | 114.0g | 118.5g |
| メーカーが説明する設計 | 低めの中間剛性によるしなりと、高めの先端剛性 | 素直なシャフト特性とスイングへの追従性 |
| 当サイトがすすめる比べ方 | 中間のしなりを待って振れるか | 自分のテンポに動きがついてくるか |
N.S.PRO MODUS³ TOUR 120のしなり方が好きなら、N.S.PRO MODUS³ TOUR 115への変更を軽量化のために選ぶより、振り心地を変えたいときの比較と考えましょう。詳細はN.S.PRO MODUS³ TOUR 115の重量と選び方で確認できます。
Dynamic Gold S200から変更する人も、軽くしたいのか、タイミングを変えたいのかを先に決めると迷いにくくなります。Dynamic Gold S200の選び方と合わせ、現用クラブの総重量・長さも記録して比べてください。
N.S.PRO MODUS³ TOUR 120に合うドライバーシャフトは?
まず候補にするのは、今のアイアンと交互に打っても、切り返しを作り直さずに振れるドライバーシャフトです。「もっと重くする」より先に、現在のドライバーの何を変えたいかを一つ決めましょう。
| ドライバーで変えたいこと | 比較候補 | 比べる理由 |
|---|---|---|
| 切り返しで中間部のねじれやしなりを抑えたい | VENTUS TR BLUE(旧モデル) | 中間部のねじり・曲げ剛性を補強した設計。現在のシャフトと切り返し・打ち出しを比較する |
| 先端側のしっかり感を重視したい | TOUR AD UB | 先端の剛性を重視した設計。インパクトで当てにいかず、左右の幅がそろうかを見る |
| 手元のしっかり感を保ち、球の高さも比べたい | TOUR AD VR | 手元をしっかりさせ、中高弾道を狙った設計。今のテンポで打ち出しと必要なキャリーが得られるかを見る |
この3本は、設計の違いから当サイトが挙げる比較候補です。出典:フジクラ・VENTUS TR/Pro’s Choice・TOUR AD UB/Pro’s Choice・TOUR AD VR公式資料。
今のドライバーで後半だけ振り遅れるなら、硬さを上げる前に重量と長さを見直します。アイアンとドライバーを交互に打ち、振る力を変えずに打点がそろう候補を残しましょう。今のドライバーに不満がなければ、そのまま使いながらアイアンを選ぶ方法で構いません。
VENTUS TR BLUE(旧モデル)を検討する人は、26 VENTUS TR BLUEとの違いと買い替え判断も参考にできます。購入時は新旧モデルと、使うヘッドに対応するスリーブを一緒に確認してください。
旧モデルのテーラーメイド用スリーブ付きです。26 VENTUS TR BLUEと区別し、使うヘッドと長さ・フレックスを選びましょう。
テーラーメイド用スリーブ付きです。使うヘッド、グリップ、装着後の長さとフレックスを選んで注文する商品です。
中古のTOUR AD VR-6、テーラーメイド用スリーブ付きです。新品や別重量帯と分けて、長さ・フレックス・状態を販売ページで確認しましょう。
つかまりすぎる・飛ばないときに見る順番
左へ曲がるときは、まず打ち出し方向と打点を確認します。以前と同じヘッドからシャフトを替えたのか、ヘッド・ロフト・長さまで変えたのかを分けると、見直す場所を絞れます。しなりを待てず手で合わせているなら、同程度の重量で別の設計を比べてみましょう。
飛距離が落ちたときは、同じ番手でもロフトが違わないか、芯を外していないかを先に見ます。ラン込みの距離だけで判断せず、キャリーと球の高さを比べてください。向かい風で吹け上がる場合も、スピン量と打点を見てから、ロフトや仕様を調整する順に進めると判断しやすくなります。
まとめ:しなりと重量感でタイミングを取りたい人に
N.S.PRO MODUS³ TOUR 120は、中間部のしなりと先端部のしっかり感を組み合わせた、アイアン用スチールシャフトです。Sの公称重量は114.0gで、重量と振り心地の両方から選べるモデルです。
重量感を残しながら、切り返しでしなりを感じて自分のテンポで振りたい人におすすめです。軽量スチールでは軽く感じる人や、今のアイアンの振り心地を変えたい人にも向いています。
しなりを感じながら、狙った距離へ気持ちよく振り抜きたい人の一本です。


