ダイナミックゴールド S200は、ヘッドスピードが速く、スイングが安定している中・上級者向けのシャフト。
初心者には重さやしなりが扱いづらく感じるかもしれません。
この記事では、S200がどんな人に合うのかを解説しつつ、初心者におすすめのシャフト、人気のモーダス120とも比較してご紹介します。
ダイナミックゴールドS200のスペック・重さを比較

参考画像:楽天市場
主な種類
ダイナミックゴールドS200には、以下のようなバリエーションがあります。
✅スタンダード:一般的なアイアン用スチールシャフト
✅ツアーイシュー:プロ仕様の厳密な重量公差管理モデル
✅ウェッジ用:基本スペックはアイアン用と同等
また、同じシリーズ内で「105」「120」「95」「85」など、重量帯の異なる軽量モデルにもS200フレックスが存在します(例:ダイナミックゴールド105 S200、ダイナミックゴールド95 S200など)
スペック
重量(カット前) | 約129g |
重量(カット後) | 約118g |
シャフト長 | 41.0〜37.0インチ(1,041〜940mm) |
ティップ径 | .355インチ(9.00mm) |
バット径 | .600インチ(15.25mm) |
調子 | 元調子(手元調子) |
他モデルとの比較
カット前重量 | カット後重量 | バット径 | ティップ径 | キックポイント | |
---|---|---|---|---|---|
S200 | 129g | 118g | .600 inch | .355 inch | 元調子 |
S300 | 130g | 119g | .600 inch | .355 inch | 元調子 |
S400 | 132g | 121g | .600 inch | .355 inch | 元調子 |
R300 | 127g | 116g | .580 inch | .355 inch | 元調子 |
※カット前重量はシャフトの長さが最大(41インチ)の状態、カット後重量はアイアンヘッド装着後の一般的な長さでの目安です。
重さを比較
フレックス | カット前重量 | カット後重量 | 調子 | |
---|---|---|---|---|
ダイナミックゴールド | S200 | 129g | 118g | 元調子 |
ダイナミックゴールド120 | S200 | 118g | 106g | 中元調子 |
ダイナミックゴールド105 | S200 | 103g | 98g | 先調子 |
ダイナミックゴールド95 | S200 | 95g | 92g | 中調子 |
ダイナミックゴールド85 | S200 | 87g | 86g | 中元調子 |
※上記はアイアン用テーパーシャフトの例です。
ダイナミックゴールドS200が合う人

適正ヘッドスピード
約42~47m/sが目安です。(ドライバー基準)
ヘッドスピードが遅い場合、S200は硬く感じられることがあり、その結果、シャフトがしなりきらず、十分な力をボールに伝えられない可能性があります。
💡ヘッドスピードを上げたい場合:スイングトレーナーを活用した練習がおすすめです。
★合う人の特徴
✅ヘッドスピードが速い、パワーがある人
例えば、ヘッドスピードが7番アイアンで39m/s以上、ドライバーで42m/s以上あるような、しっかりと振り切るだけの体力とパワーを持った人に向いています。
✅スイングが安定している中・上級者
- ダウンブロー傾向でしっかりボールをとらえられる。
- シャフトのしなりをインパクトで使い切れる。
- 引っ掛けや左ミスを減らしたい人に特におすすめです。
✅低弾道・低スピンを求める人
高弾道よりも、風に負けない強い直進性のある弾道を求める方に最適。
特に、スピン量が多すぎてボールが吹き上がってしまうような方にとっては、そのスピンを抑えた低弾道設計が大きなメリットとなります。
✅重量感・しっかり感を好む人
✅競技志向の人
ライン出しや方向性、安定性を最重視する競技ゴルファーにも最適です。
ヘッドスピード40m/sの人には?
ヘッドスピード38m/s〜43m/sの方では、やや重く感じる場合があります。
体力やスイングリズムに自信がない場合はR300やダイナミックゴールド105などの軽め・柔らかめも検討をおすすめします。
参考記事>>モーダス105が合う人は?
初心者には?
💡基本的にはおすすめしない
ダイナミックゴールドS200は「やや硬め」で重さもあるシャフトです。
一般的なアマチュアゴルファーのドライバー平均ヘッドスピードは38m/s〜43m/sですが、S200の推奨ヘッドスピードは約45m/sとされています。
初心者でヘッドスピードがそこまで出ない場合、無理に使うと振り切れず、スイングが崩れたり、ボールが上がりにくくなったりする可能性があるのです。
初心者におすすめのシャフト
ダイナミックゴールドであれば推奨ヘッドスピード38m/s〜43m/sのR200、300、400をおすすめします。
これらはS200よりも柔らかく、軽量なため、初心者でも扱いやすい設計です。
ダイナミックゴールドS200と比較

モーダス120
モーダス120とダイナミックゴールド200は、どちらも高性能な上級者向けシャフトのため、強弾道と安定性を求めるゴルファーにとってどちらも魅力的です。
特徴 | モーダス120 | ダイナミックゴールドS200 |
---|---|---|
重量 | 114g (S) | 129g (S) |
キックポイント | 中/元調子 | 元調子 |
剛性 | 高めの剛性設計 | 全体的に硬め |
スピン量 | ムダなスピンを抑制 | 標準的 |
打ち出し角 | 中~高 | 低~中 |
適正ヘッドスピード | 39~44 m/s (Sフレックス) | 42~47 m/s |
フィーリング | やや硬めの打感 | 重厚感がある |
操作性 | 高い | 中程度 |
安定性 | 高い | 高い |
ダイナミックゴールドS200は、重さがあり安定性が高いシャフトで、特にプロや上級者から支持されています。しっかりした打感で正確なショットが打てるのが特徴です。
一方、モーダス120は軽めの設計で、余分なスピンを抑えつつ、力強い弾道を生み出します。幅広いスイングスピードに対応しており、扱いやすいので多くのゴルファーに向いています。
参考記事>>モーダス120が合う人は?
モーダス115
ダイナミックゴールドS200に合うドライバーシャフト3選

ダイナミックゴールドS200のような重め・元調子のアイアンシャフトを使う人は、以下のようにドライバーシャフトもある程度しっかりした重量・剛性のものが合いやすいです。
✅重量帯:60g台後半~70g台前半
✅調子:元調子~中元調子
その中でもおすすめの3選を紹介します。
三菱ケミカル Diamana ZF
Diamana ZFは中元調子でクセが少なく、シャフト全体のしなり戻りがスムーズです。
ダイナミックゴールドS200のように重めで元調子のアイアンを使うゴルファーは、ドライバーでも同じようなしっかり感と安定したタイミングを求める傾向があります。
ZFは60g台後半~70g台前半のバリエーションが豊富で、アイアンとドライバーの振り心地が揃いやすいのが魅力です。
💡ミスヒット時にも挙動が暴れにくく、方向性重視のプレーヤーに特におすすめ!
フジクラ ベンタス ブラック
ベンタスブラックは先端剛性が非常に高く、低スピン・直進性重視の設計。
ハードヒッターでも吹け上がりにくく、強い弾道で飛距離と方向性の両立が可能です。
しっかりした振り心地とインパクト時の安定感があり、パワフルなスイングにもよくマッチします。
💡S200の「低弾道・安定性」をドライバーでも再現したいゴルファーにぴったり!
グラファイトデザイン Tour AD UB
Tour AD UBは中元調子でしなり感がしっかりあり、直進性と操作性のバランスが良いシャフトです。
ダイナミックゴールドS200のような「しっかり振り切る」スイングタイプと相性が良く、アイアンとドライバーのリズムを揃えやすいのが特長。
60g台~70g台の重量帯も揃っているため、アイアンとの重量フローも自然です。
💡ライン出しや方向性を重視する人に適しています。
まとめ:ダイナミックゴールドS200が合う人・モーダス120と比較・合うドライバーシャフト等
ダイナミックゴールドS200は、ヘッドスピード42m/s以上の中・上級者に合う、重くてしっかりしたシャフトです。
ダウンブローで正確に打てるスイング技術や、力強く振り切れる体力が求められます。
初心者にはやや扱いづらく感じるかもしれないので、代替としては以下のようなシャフトがおすすめです。

S200を使う方に合うドライバーシャフト
ある程度しっかりした仕様がマッチします。おすすめのドライバーシャフトは以下の通りです。
🔹 中元調子・バランス型:
🔹 低スピン・直進性重視:
🔹 操作性とライン出しを重視:
自分のヘッドスピードやスイングタイプに合わせて、最適なシャフト選んでくださいね。