日本シャフトのモーダス105は、軽量かつ高い操作性を兼ね備えたシャフトで、特にスイングテンポが安定していて、強弾道と正確なコントロールを求めるゴルファーにぴったりのモデル。
適正ヘッドスピードは40m/s以上が目安とされており、中級者から上級者におすすめです。
ただし、「硬すぎる」と感じるゴルファーもいるため、その原因と対処法についても詳しく解説します。
この記事では、モーダス105がどんな人に合うのか、合わない場合の改善策や選び方、さらに他シャフト(NS950やモーダス115)との違いについても解説していきます!
モーダス105の特徴

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主な特徴
✅軽量設計:軽く速く振れる
✅強弾道:高めの先端剛性によりスピンを抑え、強い弾道で直進性を実現
✅高操作性:しなりすぎない素直なシャフト特性
✅元調子:スイング中の手元側の安定感を提供し、強い弾道と操作性をサポート
適正ヘッドスピード・重量
個人のスイング特性によって最適なフレックスは変わる可能性があります。あくまで目安としてご覧ください。
フレックス | 重量 (g) | 推奨ヘッドスピード (m/s) |
---|---|---|
R | 103 | 40〜42 |
S | 106.5 | 42〜48 |
X | 112 | 45以上 |
ヘッドスピードが足りないという方は、ヘッドスピード・飛距離アップに効果的なスイングトレーナースイングトレーナーでの練習がおすすめです。
使用プロ
キャメロン・チャンプ選手
原英莉花選手
蛭田みな美選手
モーダス105に合う人とは?
合わない人
✅柔らかいシャフト・軽いシャフトが好きな人
モーダス105は元調子で先端剛性が高いため、しっかり感が強く、柔らかいシャフトのしなりが好きな人には硬く感じることがあります。
軽量で柔らかいシャフトを好む方には、N.S.PRO 950GHやモーダス120がおすすめ。
✅ヘッドスピードが遅い人
ヘッドスピードが低い人(40m/s以下)には、シャフトが硬く感じられ、しなりを活かせず飛距離を出しにくい可能性があります。
✅高弾道を求める人
モーダス105はスピンを抑えて強弾道を実現する設計なので、高弾道でキャリーを増やしたい方には合わない場合があります。
✅初心者・スイングが不安定な人
モーダス105は直進性や操作性に優れていますが、コントロール性能を引き出すには安定したスイングが必要です。そのため、スイングがまだ安定していない初心者には扱いづらい可能性があります。
初心者が使うメリット
モーダス105には初心者が使うメリットはほとんどないと言えます。その理由は以下の通りです。
✅安定したスイング・ある程度のヘッドスピードが必要
✅高めの先端剛性は、初心者にとっては扱いが難しい可能性がある
✅ツアースピン設計は高度なボールコントロールを必要とし、初心者には扱いが難しい可能性が高い
合う人
✅安定した球筋でスコアアップを目指したい方
ミスヒットに強く、スコアメイクに貢献したい方におすすめです。
✅操作性と飛距離のバランスを求める方
モーダス105は、操作性と飛距離のバランスが良く、様々な状況に対応できます。コントロールショットから力強いショットまで、幅広いプレーに対応したい方におすすめです。
✅ある程度のヘッドスピードがある方
モーダス105は、適度な剛性があり、ヘッドスピードがある程度速いゴルファーがその性能を最大限に引き出せます。
✅シャフトのしなりを感じたい方
モーダス120に比べてやや柔らかく、シャフトのしなりを感じたい方にもおすすめです。
✅プロモデルのような本格的なシャフトを使いたい方
ツアープロも使用するモデルであり、本格的なプレーを目指す方にも最適です。
モーダス105と他シャフトの比較

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NS950GH
モーダス105とNS PRO 950GHは、どちらも高性能なシャフトですが、それぞれ特徴が異なります。ご自身のレベルやスイング、求める弾道に合わせて、最適なシャフトを選んでくださいね。
項目 | モーダス105 | NS PRO 950GH |
---|---|---|
重量 (Sフレックス) | 106.5g | 97g |
適正ヘッドスピード (Sフレックス) | 42~48m/s | 39~43m/s |
弾道 | 強弾道、高い操作性 | 高弾道、グリーンで止まる |
スピン量 | 適度なスピン | 適度なスピン(スピン量を確保) |
振り抜きやすさ | しっかりとした打感、コントロール重視 | 軽量で振り抜きやすく、操作性も高い |
飛距離 | 意のままの距離を狙える | 高く飛んで止まる |
安定性 | 高い(優れた直進性能) | 高い |
フィーリング | シャープな振り心地 | 軽快な撓り感 |
クラブのタイプ | 中重量クラブにマッチ | 新機能搭載アイアンに対応 |
対象 | 中級者~上級者、ある程度のヘッドスピードがある方 | 初心者~中級者、幅広いレベルのゴルファー |
モーダス105
- コントロール性を重視
- 直進性が高く、狙ったところにボールを打ちやすい
- 適度なスピン量で、力強い弾道を打ち出せる
より高い操作性と直進性を求める方、ある程度のヘッドスピードがある方におすすめです。
NS PRO 950GH
- 軽量で扱いやすく、スイングスピードが速くない方でも振りやすい
- 高い打ち出し角で、グリーンでしっかりと止まるボールが打てる
- 軽量ながらも、コントロール性も兼ね備えている
軽量で扱いやすく、高い飛距離性能を求める方、初心者から中級者の方におすすめです。
モーダス115
モーダス105とモーダス115は、どちらも高性能なシャフトですが、それぞれ特徴が異なります。ご自身のスイングや目標に合わせて、最適なシャフトを選んでくださいね。
項目 | モーダス105 | モーダス115 |
---|---|---|
重量 (Sフレックス) | 106.5g | 118.5g |
適正ヘッドスピード (Sフレックス) | 42~48m/s | 45~50m/s |
弾道 | 強弾道、高い操作性 | 高弾道、より高い打ち出し角 |
スピン量 | 適度なスピン | 少し多めのスピン |
振り抜きやすさ | 軽量で振り抜きやすい | モーダス105より少し重く、安定感がある |
飛距離 | 意のままの距離を狙える | 高い打ち出し角で、キャリー重視 |
安定性 | 高い(優れた直進性能) | 高い |
フィーリング | シャープな振り心地 | やや重厚感があり、安定感のある打感 |
クラブのタイプ | 中重量クラブにマッチ | 中上級者向け、より高いレベルのクラブにマッチ |
対象 | 中級者~上級者、ある程度のヘッドスピードがある方 | 中級者~上級者、より力強いスイングをする方 |
モーダス105
- 軽量で操作性が高い
- 球が左右にブレにくく、狙ったところに打ちやすい
- スピン量が多すぎず、少なすぎず、安定した弾道
より軽量で操作性を重視したい方、球をしっかりとつかまえたい方におすすめです。
モーダス115
- モーダスシリーズの技術を結集し、高いレベルでバランスの取れたシャフト
- 高い打ち出し角で、より大きなキャリーを得たいゴルファーにおすすめ
- 重量感があり、スイングが安定
より高い打ち出し角とキャリーを求める方、安定感のあるスイングをしたい方におすすめです。
モーダス115に合う人についてはこちら
硬すぎると感じる原因は?

モーダス105は、他のシャフトと比較すると、やや硬めの部類に入るシャフトです。
特に、先端部分がしっかりしているため、インパクト時に硬く感じる方がいるかもしれません。
それを踏まえて「硬すぎる」と感じるのは以下の理由が考えられます。
①ヘッドスピードに対して、フレックスが硬すぎる
モーダス105のSフレックスを使用している場合は、Rフレックスに変更することで、シャフトのしなりを感じやすくなり、柔らかさを感じられる可能性があります。
また、以下のシャフトもおすすめです。
✅NS PRO 950GH neo
モーダス105よりも軽量で、より柔らかいシャフトです。特に、ヘッドスピードが遅い方や、しなりを感じたい方におすすめです。
>>参考記事:NS PRO 950GH neoが合う人は?
✅ダイナミックゴールド
モーダス105よりもやや硬いですが、異なるしなり方をするシャフトです。もし、モーダス105が先端が硬く感じる場合は、ダイナミックゴールドを試してみることで、違った感覚を得られるかもしれません。
>>参考記事:ダイナミックゴールドのモデルを比較
②スイングがゆっくりで、しなりを感じにくい
スイングがゆっくりで、シャフトのしなりを感じにくい場合は、スイングやシャフトの見直しなどで改善することができます。
特にスイングトレーナーでの練習は、スイングのタイミングやリズムを改善し、シャフトのしなりを感じやすくなるためおすすめです。
③グリップを強く握りすぎ
グリップを軽く握ったり、グリップを柔らかくすることで硬さを軽減できるかもしれません。
✅ラバー系よりも、コード系やウレタン系のグリップを選ぶと、より柔らかく感じる場合があります。
✅太いグリップにすることで、握力が分散され、シャフトが硬く感じにくくなることがあります。
④硬いボールを使用すると、シャフトが硬く感じられる
硬いボールは、柔らかいボールに比べて、インパクト時の反発力が大きいです。
そのため、クラブヘッドがボールを押し返す力が強くなり、シャフトにかかる負荷が増します。
✅改善策として、ディスタンス系ボールは一般的にスピン量が少なく、柔らかい打感のものが多いため、シャフトが硬く感じられるのを軽減する効果が期待できます。
例えば、タイトリスト プロV1xは、プロV1シリーズの中でも特に飛距離性能に優れており、低スピンで高い打ち出し角を実現します。
ソフトな打感で、心地よい打撃感が得られ、非常に人気です。
⑤使用しているヘッドとの相性が悪い
ヘッドが軽すぎる場合、シャフトのしなりを感じにくくなり、硬く感じられることがあります。
また、ヘッドの形状によって、シャフトのしなり方が変わってきます。
例えば、コンパクトなヘッドよりも、大きめのヘッドの方がシャフトがしなりやすい傾向があります。
✅可能であれば、ヘッドを重くしたり、形状の異なるヘッドに交換(相性が良いと言われるのはタイトリスト Tシリーズやキャロウェイ APEXシリーズ)、ロフト角を調整することで、改善が見られる場合があります。
また、ヘッドにウェイトを装着することで、ヘッドの重量を調整し、シャフトのしなり方を変えることができます。
※ウェイトの調整は、プロのフィッターに相談しながら、慎重に行うことをおすすめします。
まとめ:モーダス105が合う人や硬すぎる時の改善法
日本シャフトのモーダス105は、軽量で高操作性と強弾道を実現したシャフトで、直進性が高く、狙い通りの球筋を打ちやすいのが魅力です。
合う人の特徴としては、スイングテンポが安定していて、ヘッドスピードが40m/s以上の中級者から上級者に特に適しています。
一方、「硬すぎる」と感じる場合の主な原因は、フレックスが合っていない、スイングが不安定、ヘッドやボールの相性などが考えられます。
改善するには以下の方法がおすすめです:
- フレックスを柔らかいものに変更(例:S → R)
- 軽量シャフトを試す(例:NS PRO 950GH neo)
- スイングトレーナーを活用してスイングテンポを整える
- 柔らかい打感のボールを使用
- ヘッドやロフト角の調整
モーダス105は、強弾道と操作性を求めるゴルファーに最適なシャフトですが、合わないと感じた場合は、軽量や柔らかめのシャフトを試してみましょう。
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