ゴルフ距離計の中でも特に人気が高いのが「ブッシュネル」と「ニコン」です。しかし、性能や価格帯に差があるため、どちらを選ぶべきか迷う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、2つの距離計を徹底比較し、それぞれの特徴とデメリットを解説しています。どちらが良いか、どの商品が良いかの参考にしてください。
▶この記事でわかること
・販売中のブッシュネルとニコンの商品の比較
・ブッシュネルとニコンを徹底比較➡おすすめはブッシュネル
・ニコンのおすすめ№1➡PROⅡ
・ブッシュネルのおすすめ№1➡X3PLUSJT
ブッシュネルとニコンの特徴
まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。
ブッシュネル
・計測速度が非常に速い(ボタンを押した瞬間に距離が表示される。)
・高い精度と信頼性
・プロゴルファーの使用率が高い
・ビジュアルジョルト機能で計測完了を視覚的に確認可能
・マグネットマウント機能あり(一部商品)
項目 | V5シフトスリムジョルト | プロX3ジョルト | V6シフトジョルト | A1スロープジョルト | プロX3プラスジョルト | V6ジョルト |
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発売日 | 2021年3月 | 2022年10月 | 2023年7月 | 2024年3月 | 2024年4月 | 2024年5月 |
サイズ(mm) | 114x76x40 | 120x83x43 | 114x78x40 | 95x60x36 | 120x82x45 | 114x78x40 |
重量(g) | 208 | 340 | 236 | 139 | 340 | 230 |
望遠倍率 | 6倍 | 7倍 | 6倍 | 6倍 | 7倍 | 6倍 |
測定範囲 | 5~1300yd | 5~1300yd | 5~1300yd | 5~1300yd | 5~1300yd | 5~1300yd |
スロープ機能 | ○ (切替可) | ○ (切替可) | ○ (切替可) | ○ (切替不可) | ○ (切替可) | × |
エレメント機能 | × | ○ | × | × | ○ | × |
ホームエレベーション | × | ○ | × | × | ○ | × |
マグネットマウント | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
ウィンド機能 | × | × | × | × | ○ | × |
ディスプレイ | LCD (黒) | 赤色/LCD (黒) | LCD (黒) | LCD (黒) | 赤色/LCD (黒) | LCD (黒) |
実勢価格 (円) | 39,000 | 60,000 | 50,000 | 44,000 | 74,164 | 57,400 |
- 全モデルがダブルジョルト機能を搭載しています。
- 測定精度は全モデルで±1ヤード以内です。
- プロX3ジョルトとプロX3プラスジョルトは最も高機能ですが、重量も最も重いです。
- A1スロープジョルトは最小・最軽量モデルですが、機能は比較的シンプルです。
- V6ジョルトは唯一のノンスロープモデルで、競技使用可能です。
ニコン
・手ブレ補正機能が優れている
・光学性能が高い
・軽量で扱いやすい
・デザインが洗練されている
・価格帯が比較的リーズナブル(24,000~43,000円)
特徴 | COOLSHOT PRO II STABILIZED | COOLSHOT LITE STABILIZED | COOLSHOT 50i | COOLSHOT 20i GⅡ | COOLSHOT 20i GⅢ |
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発売日 | 2021年6月 | 2021年6月 | 2021年6月 | 2021年6月 | 2024年4月 |
サイズ(mm) | 100 x 75 x 42 | 96 x 74 x 41 | 100 x 75 x 38 | 91 x 73 x 37 | 91 x 73 x 37 |
重量(g) | 180 | 170 | 175 | 130 | 130 |
望遠倍率 | 6倍 | 6倍 | 6倍 | 6倍 | 6倍 |
測定範囲 | 7.5-1,200m | 7.5-1,200m | 5-1,200m | 5-730m | 5-800m |
スロープ機能 | ○ (切替可) | ○ (切替可) | ○ (切替可) | ○ (切替可) | ○ (切替可) |
マグネットマウント | – | – | ○ | – | – |
ディスプレイ | OLED (赤色) | LCD (黒色) | OLED (赤色) | LCD (黒色) | LCD (黒色) |
防水性能 | IPX4 | IPX4 | IPX4 | IPX4 | IPX4 |
手ブレ補正 | ○ | ○ | – | – | – |
ピンシーカー機能 | LOCKED ON (サイン+音) | LOCKED ON (サイン) | LOCKED ON (サイン+振動) | – | LOCKED ON QUAKE (振動) |
実勢価格 (円) | 約43,000 | 約32,500 | 約30,000 | 約24,000 | 約26,400 |
- COOLSHOT 20i GⅡとGⅢは、サイズと重量が同じですが、GⅢでは新たにLOCKED ON QUAKE機能が追加されています。
- COOLSHOT 20i GⅢは測定範囲が若干拡大されています(730mから800mへ)。
- COOLSHOT 20i GⅢの価格は、ポイントバック等を考慮すると22,000〜23,000円程度になる可能性があります。
- 両モデルともスロープ機能(高低差計測)を搭載しており、ON/OFF切替が可能です。
この表から、COOLSHOT 20i GⅢは前モデルからの大きな変更はありませんが、ピンシーカー機能の改良と測定範囲の拡大が主な進化点であることがわかります。
それぞれのデメリット
ブッシュネル
- 価格が比較的高い。
- 一部モデルはサイズが大きく、重量がある。
- 手振れ補正機能がないモデルがある。
ニコン
- 計測速度がブッシュネルほど速くない場合がある。
- エレメント機能のような高度な機能がない。
- マグネットマウント機能が搭載されていないモデルが多い。
手振れ補正
ブッシュネル
ブッシュネルの製品には、一般的に手振れ補正機能が搭載されていません。しかし、その代わりに非常に高速な計測速度を誇っています。
計測ボタンを押してから結果が表示されるまでの時間が極めて短いため、手振れの影響を最小限に抑えることができます。
ニコン
特にSTABILIZEDシリーズには、優れた手振れ補正機能が搭載されています。これにより、手が不安定な状況でも正確な計測が可能です。ニコンの手振れ補正技術は、カメラ製品で培った技術を応用したものであり、非常に効果的です。
ピンシーカー
ブッシュネルとニコンのピンシーカー機能の違いを紹介します。
- 動作方法
- ブッシュネル:計測ボタンの長押しでピンシーカー機能が作動します。
- ニコン:通常、常時作動しているか、モード切替で選択できます。
- フィードバック
- ブッシュネル:「ダブルジョルト機能」により、本体が振動し、同時に視界上にレッドリングが発光して計測完了を知らせます。
- ニコン:多くのモデルで振動機能はありませんが、ディスプレイ上で計測完了を表示します。
- 計測速度
- ブッシュネル:非常に高速で、ボタンを押した瞬間に距離が表示されるほどです。
- ニコン:高速ですが、ブッシュネルほどの即時性はありません。
- 精度
- 両社とも高精度ですが、ブッシュネルは±1ヤード以内、ニコンは±0.75m(約0.82ヤード)以内と、若干ニコンの方が精度が高いとされています。
- 使用感
- ブッシュネル:直感的で使いやすいと評価されることが多いです。
- ニコン:光学性能が高く、見やすさに定評があります。
どちらのブランドも高性能なピンシーカー機能を提供していますが、ブッシュネルはより即時性と使いやすさを重視し、ニコンは精度と光学性能を重視している傾向があります。
おすすめベスト3
ブッシュネル
①プロ X3プラスジョルト
②プロ X3ジョルト
③ツアー V6シフトジョルト
ニコン
①COOLSHOT PROⅡ STABILIZED
②COOLSHOT LITE STABILIZED
③COOLSHOT 20i GⅢ
高性能を求める方は「PRO2 STABILIZED」を、コストパフォーマンスを重視する方は「LITE STABILIZED」を、シンプルさを求める方は「20 GⅡ」をお勧めします。
まとめ:ブッシュネルとニコンを徹底比較!おすすめ№1はピンシーカープロ X3プラスジョルト
・測定速度重視なら:ブッシュネル!
・エレメント機能(気温や気圧を考慮した距離計算ができる高度な機能)が欲しいなら:ブッシュネル!
・プロ仕様の高機能モデルを求めるなら:ブッシュネル!
・高原や標高の高いコースでよくプレーするなら:ブッシュネル!
・手振れ補正機能を重視するなら:ニコン!
・コンパクトで軽量なモデルを求めるなら:ニコン!
・コストパフォーマンスを重視するなら:ニコン!
・光学性能を重視するなら:ニコン!
やはり人気はブッシュネルですが、そこまでの高機能を求めないのであればニコンでも良いかもしれません。自分のプレースタイルや優先する機能に合わせて選択してくださいね。