グラファイトデザイン社のツアーAD VFは、強く叩いてもしっかり振り抜ける元調子シャフト。
振り遅れを防ぐ設計と、しなりと強靭さを両立した構造で、飛距離アップと安定性を求めるゴルファーに最適です。
特にスムーズなスイングテンポでヘッドスピードが速い中級者~上級者におすすめ。
この記事では、ツアーAD VFが合う人の特徴、ヘッドスピードや振動数の目安、ベンタスとの比較、さらに似たシャフトや合うヘッドについて詳しく解説していきます!
ツアーAD VFが合う人は?

主な特徴
✅元調子設計:シャフトのしなり戻りが手元側で行われるため、インパクト時の安定感が高まり、力強いスイングに対応できます。
✅手元部の剛性:手元部にトレカ®M40Xを採用することで、振り遅れやもたつきを抑え、シャープな振り抜きを実現。
✅先端部のしなり:先端から中間部にかけてトレカ®T1100Gを採用し、インパクト時のエネルギー伝達を最大化。ボール初速アップに貢献します。
✅スピン量の抑制:打点のバラつきを抑え、スピン量を減少させることで、安定した弾道と飛距離を実現。
✅高い剛性:先端剛性が高いため、叩き込みの強いスイングにも対応可能。
✅豊富な重量・フレックス
適正ヘッドスピード・振動数
シリーズ | フレックス | 重量(g) | ヘッドスピード目安(m/s) | 振動数目安(cpm) |
---|---|---|---|---|
VF-4 | R | 46 | 38-42 | 255-265 |
R1 | 46 | 40-44 | 260-270 | |
S | 47 | 42-46 | 265-275 | |
VF-5 | R | 55 | 40-44 | 265-275 |
R1 | 55 | 42-46 | 270-280 | |
S | 56 | 44-48 | 275-285 | |
X | 59 | 46-50 | 280-290 | |
VF-6 | SR | 64 | 44-48 | 280-290 |
S | 65 | 46-50 | 285-295 | |
X | 67 | 48-52 | 290-300 | |
TX | 68 | 50-54 | 300-310 | |
VF-7 | S | 74 | 48-52 | 295-305 |
X | 75 | 50-54 | 300-310 | |
TX | 77 | 52-56 | 305-315 |
※上記はあくまで目安です。個人のスイングやヘッドスピード、好みによって最適なシャフトは異なります。
ヘッドスピードをさらに伸ばしたい場合は、スイングトレーナーの使用が効果的。
また、自宅で振動数を測定したい場合はこちらもおすすめです。
45m/s未満の人にとって
上記で示した表を参考にすると:
- VF-4:比較的軽量で、柔らかく、ヘッドスピードが遅い方におすすめ。
- VF-5: 中級者向けのモデル。
- VF-6、VF-7: ヘッドスピードが速く、パワフルなスイングをするゴルファーにおすすめ。
ヘッドスピード45m/s未満の方は、VF-4のRフレックスを検討してみるのが良いでしょう。
また、ヘッドスピードが遅い方が使用すると、シャフトを十分にしならせることができず、タイミングが取りにくくなったり、ボールが上がりづらくなったりする可能性があります。

もっと軽くて柔らかいシャフトの方が良い場合もあるので、試打をして確認してみてくださいね♪
より柔らかく、しなりやすいシャフトはコチラ↓
✅三菱ケミカル テンセイ CK Pro Orange…比較的柔らかく、しなりを感じやすいシャフトです。
✅フジクラ スピーダー エボリューション…幅広いゴルファーに対応できる、バランスの取れたシャフトです。

✅グラファイトデザイン ツアーAD DI…柔らかく、コントロール性が高いシャフトです。

合う人は?
ツアーAD VFは、ヘッドスピードが遅い方や、柔らかくしなりを感じたい方には、他のシャフトが合う場合があります。
一方、パワフルなスイングで、より大きな飛距離や安定した弾道を求めるゴルファーに最適なシャフトです。
✅ヘッドスピードが速い方:一般的に45m/s以上が目安です。
✅パワフルなスイング:強く叩き込むようなスイングをする方。
✅スピン量を抑え、安定した弾道でグリーンを狙いたい方
✅左へのミスを避けたい方:フェード系のボールが打ちやすい傾向にあります。

ツアーAD VFに合うヘッド3選
選ぶポイント
- 低スピン設計: ツアーAD VFは低スピン設計のシャフトのため、低スピン設計のヘッドと組み合わせることで、より安定した弾道と飛距離が期待できます。
- 高MOI設計: 高MOI設計のヘッドは、ミスヒット時のバラつきを抑え、安定したショットを可能にします。
- ドローバイアスの少ないヘッド: ツアーAD VFはフェードバイアスの特性を持つため、ドローバイアスの少ないヘッドと組み合わせることで、意図しないドロー回転を抑えられます。
テーラーメイド SIM2 MAX-D
高MOI設計で高い寛容性、低スピン設計で安定した弾道。
SIM2 MAX-Dは、高いMOI設計によりミスヒットに強く、ツアーAD VFの低スピン特性と相まって、弾道が安定します。

キャロウェイ ローグ ST MAX
ローグ ST MAXは、AI設計により最適なフェース構造を実現し、高い初速と低スピンを両立しています。
ツアーAD VFとの組み合わせで、最大限の飛距離性能を引き出すことができます。

ピン G430 MAX
G430 MAXは、高MOI設計によりミスヒットに強く、調整機能を活用することで、自分のスイングに合わせたセッティングが可能です。
ツアーAD VFとの組み合わせで、弾道と飛距離が安定します。

ツアーAD VFに似たシャフト3選
ツアーAD VFは、パワフルなスイングに対応し、高い安定性と飛距離性能を誇るシャフトとして人気があります。
以下のシャフトは、同様に中調子設計で高弾道を発揮、飛距離性能に優れています。
フジクラ ベンタス ブルー
ベンタスシリーズは、ツアーAD VFと同様に高い初速性能と安定性を誇るシャフトです。
特に、ベンタス ブルーは中調子設計で、ツアーAD VFと似たフィーリングを持つと言われています。
- 特徴:高弾道、高い初速性能、幅広いゴルファーに対応
- おすすめ:ヘッドスピードが速く、高い打ち出しと飛距離を求めるゴルファー

三菱ケミカル テンセイ AV Blue
テンセイ AV Blueは、中調子で高弾道を実現し、ツアーAD VFと似たフィーリングを持つと言われています。
- 特徴:幅広いモデル展開、高いカスタマイズ性、安定性
- おすすめ:ヘッドスピードが速く、安定した弾道を求めるゴルファー

プロジェクトX HZRDUS Smoke Blue RDX
HZRDUS Smoke Blue RDXは、低スピンで高い打ち出しを実現し、飛距離性能に優れています。
ツアーAD VFと比較すると、やや先端が硬く、低スピンで安定した弾道を打ちたいゴルファーに適しています。
- 特徴:低スピン、高い打ち出し、安定性
- おすすめ:ヘッドスピードが速く、低スピンで安定した弾道を打ちたいゴルファー

ツアーAD VFとベンタスを比較

ツアーAD VFとベンタスの主な違いを比較表にまとめました。
特徴 | ツアーAD VF | ベンタス |
---|---|---|
調子 | 中調子 | 先中調子 |
弾道 | 高弾道 | 中弾道~高弾道 |
スピン量 | 中程度 | 低め |
寛容性 | 高い | 高い |
飛距離 | 高い | 非常に高い |
向いているゴルファー | 中級者~上級者、安定性を重視 | 上級者、飛距離を重視 |
ベンタスは、先端が硬く、手元がしなやかな先中調子設計。低スピンで高い打ち出し角を実現し、大きな飛距離が期待できます。
向いているゴルファーは以下の通り。
- 大きな飛距離を求める方:低スピンで高い打ち出し角を実現するため、大きな飛距離を出したい方におすすめです。
- 球が上がりづらい方:球が上がりづらい方でも、高い打ち出し角で飛ばせる可能性があります。
- 上級者:シャフトの特性を最大限に引き出すことができる、経験豊富なゴルファーにおすすめです。

ツアーAD VFは安定感重視、幅広いゴルファー向けに対し、ベンタスは飛距離重視、ヘッドスピードが速いゴルファー向けです。
まとめ:ツアーAD VFが合う人・ヘッドスピードや振動数・合うヘッド
ツアーAD VFは、パワフルなスイングで飛距離と安定性を求めるゴルファーに最適なシャフトです。
特に、ヘッドスピードが速い中級者~上級者で、しっかり叩いても振り抜きやすいシャフトを探している方におすすめ。

- ヘッドスピード目安は40m/s以上、振動数に応じた適切なフレックスを選ぶことで、最大限の性能を発揮。
- 合うヘッドとしては、低スピン設計で高い寛容性を持つモデル(例:キャロウェイ ローグ ST MAX、G430 MAXなど)が最適。
- ベンタスなどのシャフトとも比較されますが、ツアーAD VFは安定性を重視する方にピッタリです。
参考記事:ピンのドライバーに合う人は?