JADE SPEEDERの合う人|2026年FW専用モデル

フジクラのJADE SPEEDER(ジェイド スピーダー)は、2026年10月発売のフェアウェイウッド専用シャフトです。今のフェアウェイウッドを重く、硬く感じる方や、しなりを感じながらタイミングを取りたい方に向いています。

フジクラは、軽量化と大きなしなりに加え、インパクトで余分なスピンを抑えることを狙っています。球の高さは足りているのに吹け上がる方にはJADE SPEEDER、芝の上から球を上げやすくしたい方にはSPEEDER NX FWがおすすめです。

ここからは、素材と設計、合う人・合いにくい人、FW 5・FW 6とR・Sの違いを説明します。メーカーの測定値と第三者の試打感想を交え、今のシャフトから替えると何が変わるのかを見ていきましょう。

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JADE SPEEDERの特徴|軽さと大きなしなりを支える素材・設計

JADE SPEEDERの主な特徴は、次の4つです。

  • フェアウェイウッド専用で、50g台・60g台にR・Sを用意。
  • 軽量化と大きなしなりで、タメを作って振り抜きやすくする設計。
  • ねじれやすさと曲がりにくさを別々に調整し、インパクトで余分なスピンを抑える狙い。
  • T1200Gを全長層と補強層に使い、90tの高弾性素材と組み合わせて、軽く大きくしなるシャフトの頼りなさを抑える狙い。

ハイトルクと曲げ剛性を組み合わせたDELOFT設計

JADE SPEEDERは「ハイトルク+DELOFT設計」を採用しています。トルクはシャフトのねじれやすさを角度で示す値、曲げ剛性は曲がりにくさのことです。

フジクラはスイングシミュレーションから、トルクを大きくするとヘッドの軌道が緩やかになり、シャフトの先端と中間の曲げ剛性を高めるとインパクト時のロフトが立つという条件を導きました。

この組み合わせで、ヘッドが上を向きすぎずにボールを押し込むインパクトを狙っています。ねじれやすくする一方で、先端から中間は曲がりにくくする。この違う二つの調整が、余分なスピンを抑えるための工夫です。

T1200Gを全長層・補強層に使い、90t素材と組み合わせる

JADE SPEEDERは、高い強度と弾性率を両立した東レの炭素繊維「トレカ T1200G」をフジクラで初めて採用したモデルです。

T1200Gはシャフトの全長層と補強層の両方に積層されています。さらに90tの高弾性素材と組み合わせ、大きくしなる軽量シャフトでもスイング中の頼りなさを抑え、鋭くしなり戻ることを狙っています。フジクラは、この素材の組み合わせでDELOFT設計の効果を引き出すと説明しています。

設計・素材・仕様の出典:フジクラ公式 JADE SPEEDER

JADE SPEEDERが合う人

  • 今のフェアウェイウッドが重く、振り切りにくい人。
  • シャフトが硬く、しなりを感じてタイミングを取りにくい人。
  • 球の高さは足りているのに、スピンが多く吹け上がる人。

今のフェアウェイウッドが重く、振り切りにくい人

フェアウェイウッドを使うたびに重さを感じ、力んでしまう方には、50g台のFW 5が向いています。

たとえばSPEEDER NX FWの55・Sに対して、JADE SPEEDERのFW 5・Sはシャフト単体で9.0g軽くなります。今の60g前後の重さを残してしなり方を変えたい方には、FW 6もあります。詳しい重量の違いは、後半のSPEEDER NX FWとの比較で紹介します。

硬いシャフトでしなりを感じにくく、切り返しを急いでしまう人

JADE SPEEDERは、しなりを感じながらタメを作りたい方にも向いています。フジクラはSPEEDER NX FWとの比較で、しなり量を増やすために振動数を低めに設定したと説明しています。

メーカー公表の同条件測定は、次のとおりです。cpmはシャフトが一定条件で振動する回数を示し、この比較ではJADE SPEEDERのほうが低い値になっています。

比較した仕様 振動数・完成クラブの重量
JADE SPEEDER FW 5・S 243cpm・322g
SPEEDER NX FW 55・S 258cpm・330g

測定条件はヘッド重量220g、クラブ長42.5インチ(60度法)、グリップ重量50gです。表の重量はこの条件で組み立てたクラブ全体の値で、後のスペック表にあるシャフト単体の重量とは異なります。

硬いシャフトだとしなりを感じにくく、つい切り返しを急いでしまう。そんな方には、しなりを生かしてタメを作りやすいJADE SPEEDERが向いています。シャフトを軽くしたい方はもちろん、今のシャフトが硬くてタイミングを取りづらい方にも、試してほしい一本です。

球の高さは足りているのに、吹け上がってしまう人

十分に球は上がるものの、スピンがかかりすぎて前へ飛ばないと感じる方には、余分なスピンを抑える設計のJADE SPEEDERが向いています。単に軽いシャフトへ替えるだけでなく、インパクトでロフトが増えすぎる動きも変えたい方におすすめです。

JADE SPEEDERが合いにくい人・交換を急がなくてよい人

  • 芝の上から打つと球が上がりにくい人。
  • 重いシャフトの手応えや、大きくしならない感触を好む人。
  • 今のクラブの振り心地にも球筋にも満足している人。

芝の上から打つと球が上がりにくい人

球を高く上げてキャリーを稼ぐことが最優先なら、SPEEDER NX FWをおすすめします。フジクラは手元と先端のねじり剛性を部分的に高め、中調子でも球を上げやすくしたと説明しています。

JADE SPEEDERを高弾道と紹介する工房もありますが、ゴルフギア研究所の筆者は、FW 5・Sを3番ウッドで試し、地面からの球の上がりにくさを挙げています。詳しい試打条件と感想は、後半で紹介します。

重いシャフトや、大きくしならない感触を好む人

JADE SPEEDERは最も重いFW 6・Sでも、シャフト単体の公表重量が62.0gです。普段から70g台以上のシャフトの重みでリズムを取っている方は、軽すぎると感じるかもしれません。

また、しっかり振ってもシャフトの動きが小さいタイプを好む方には、大きなしなりを生かすJADE SPEEDERは合いにくいでしょう。重さを残したい方には、70g台以上も選べるSPEEDER NX FWがあります。

今のクラブの振り心地にも球筋にも満足している人

今のクラブの振り心地にも球筋にも満足しているなら、交換を急ぐ必要はありません。JADE SPEEDERは、クラブを重い・硬いと感じている方や、球の吹け上がりに悩んでいる方に検討してほしいシャフトです。

JADE SPEEDERのスペック|FW 5・FW 6とR・Sの違い

公表仕様は次の4種類です。いずれも中調子で、重量は組み立て前のシャフト単体の数値です。

仕様 重量・トルク
JADE SPEEDER FW 5・R 50.0g・5.6度
JADE SPEEDER FW 5・S 52.0g・5.6度
JADE SPEEDER FW 6・R 60.0g・4.6度
JADE SPEEDER FW 6・S 62.0g・4.6度

製品長は全仕様44.0インチです。これは組み立て前のシャフトの長さで、完成クラブの長さではありません。

FW 5は軽さ重視、FW 6は60g前後の重さを残したい人へ

振り切りやすさのために軽量化したいならFW 5、今の60g前後の重さを保ちたいならFW 6がおすすめです。FW 6はFW 5より重く、トルクの値も小さくなっています。重さだけでなく、ねじれやすさにも違いがあります。

Rはしなりを感じたい人、Sはよりしっかりした感触を求める人へ

同じFW 5、または同じFW 6の中で、しなりを感じたいならR、よりしっかりした感触を望むならSを検討できます。メーカーの比較測定でも、それぞれRよりSの振動数が高くなっています。

SPEEDER NX FWとの違い|軽くて大きくしなるJADE SPEEDER、球を上げやすいSPEEDER NX FW

比べる点 2モデルの違い
設計の狙い JADE SPEEDERは軽量化・大きなしなりと余分なスピンの抑制。SPEEDER NX FWは球を上げやすい設計。
重量の選択肢 JADE SPEEDERは50g台・60g台。SPEEDER NX FWは40g台から80g台まで。
シャフトの価格 JADE SPEEDERは44,000円、SPEEDER NX FWは28,600円。ともに税込のメーカー希望小売価格。

SPEEDER NX FWの55・Sは61.0g。対してJADE SPEEDERのFW 5・Sは52.0g、FW 6・Sは62.0gです。いずれもシャフト単体の公表重量で比較しています。

SPEEDER NX FWの55・Sから軽くしたいなら、JADE SPEEDERのFW 5・S。今の重さを保ちながらしなりを感じたいなら、名前の数字が似ているFW 5よりもFW 6・Sのほうが近い重さです。

球の高さを出すことが第一なら、手元と先端のねじり剛性を高めたSPEEDER NX FW。軽さやしなりの感じやすさに加え、吹け上がりを抑えたいならJADE SPEEDERを検討すると、それぞれの設計の違いを生かせます。

ドライバー用のSPEEDER NXやSPEEDER BOOST BLACKとは用途が異なります。ドライバーの交換用シャフトを探している方は、SPEEDER BOOST BLACKの特徴と合う人をご覧ください。

比較仕様の出典:フジクラ公式 SPEEDER NX FW/HB

JADE SPEEDERの試打評価|しなりの感じ方と芝からの球の高さ

大蔵ゴルフスタジオのT島氏は、しなりとヘッドの位置を感じやすい点を試打で評価しています。一方、ゴルフギア研究所の筆者は、FW 5・Sを3番ウッドで試し、地面からは球を上げにくかったと書いています。

情報源 紹介・評価の内容
大蔵ゴルフスタジオ・T島氏 試打で大きめのしなりやタメ、ヘッドの位置を感じやすい振り心地を評価。
京葉ゴルフ 全仕様にヨネックス用スリーブを装着した試打クラブを紹介。軽快な振り心地や高弾道をうたう商品説明。
ゴルフギア研究所 FW 5・Sを3番ウッドで試打。ティーアップでは好感触、地面からは球を上げにくかったという感想。

T島氏は、しなりでヘッドの動きを感じ取りやすいと評価

T島氏が試打で評価していたのは、シャフトがしなることで、スイング中にヘッドの位置を感じ取りやすい点です。硬すぎない感触と大きめのしなりを評価し、フェアウェイウッドが苦手な方にもすすめています。

JADE SPEEDERは芝の上からでも球が上がる?

京葉ゴルフは、球の高さや方向性、距離を求める方へJADE SPEEDERを紹介しています。これは全仕様の試打クラブ完成に合わせた商品紹介です。

一方、ゴルフギア研究所の筆者は、FW 5・Sを3番ウッドで試し、ティーアップ時には好感触でも、地面からは球を上げにくかったと書いています。こちらは特定の仕様とヘッドを使った筆者の試打感想です。

この試打で球を上げにくかったのは、FW 5・Sと3番ウッドの組み合わせです。高さを最優先する方には、球を上げやすくしたSPEEDER NX FWをおすすめします。

公開情報の出典:大蔵ゴルフスタジオ・T島氏の試打紹介/京葉ゴルフの試打クラブ紹介/ゴルフギア研究所の試打報告

まとめ|重さ・しなり・球の高さからJADE SPEEDERを選ぶ

今のフェアウェイウッドを重く感じ、しなりを使って振り抜きたい方にはFW 5。60g前後の重さを残しながら、硬さやタイミングの取りづらさを変えたい方にはFW 6がおすすめです。同じ重量帯で、しなりを感じたいならR、よりしっかりした感触を求めるならSを検討できます。

球の高さは足りているのに吹け上がる方には、余分なスピンを抑えるJADE SPEEDERの設計が合っています。芝の上から球を高く上げてキャリーを稼ぐことが最優先なら、SPEEDER NX FWがおすすめです。

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