ツアーAD VFは、グラファイトデザイン社の人気シリーズの1つ。コンセプトは「強さの中にやさしさを両立する」とのこと。
高弾道で飛距離性能に優れ、幅広いゴルファーに対応できるシャフトで高評価を得ています。
この記事では、そんな人気のあるシャフト「ツアー AD VF」について以下のポイントについて詳しく解説していきます。
・ツアー AD VFの特徴(適正ヘッドスピード・振動数・似たシャフト)
・合う人・合わない人の特徴
・使用プロ
・フジクラ社の人気シリーズ「ベンタス」と比較
ツアーAD VFの特徴
✅中調子設計
✅高弾道
✅優れた飛距離性能
適正ヘッドスピード
VF-5(R、SR、S):約40-45m/s
VF-6(SR、S、X):約43-48m/s
VF-7(S、X):約46-51m/s以上
VF-5は中級者から上級者向け、VF-6とVF-7は、上級者からトッププレーヤープロ向けとなっています。
ヘッドスピードをさらに伸ばしたい場合は、スイングトレーナーの使用が効果的。プロ推奨で、中・上級者の方にもおすすめですよ。
30m/s未満の人にとって
最も柔らかいフレックス(R)でも、適正ヘッドスピードは約40-45m/sとされています。
そのため、ツアーAD VFシャフトは硬すぎる可能性が高く、適切なタイミングでシャフトをしならせることが難しいかもしれません。
また、飛距離や方向性に悪影響を及ぼしたり、十分な打ち出し角を得ることが難しい可能性があります。
30m/s未満の方は、より柔らかいフレックスのシャフトや、低ヘッドスピード向けに設計されたシャフトにすることで、飛距離や方向性を向上させることができるでしょう。
例えば、フジクラAIR SPEEDER・三菱ケミカルBASSARA E-SERIES・UST Mamiya ATTAS COOOLなどがおすすめ✨
45m/s未満の人にとって
VF-5は約40-45m/sのヘッドスピード向けに設計されており、特にRやSRフレックスであれば使いこなせる可能性が高いです。
このシャフトは中調子設計のため、適切にしなりを感じられたり、タイミングを取りやすく比較的扱いやすいシャフトと言えます。
また、アイアンショットでボールをあげやすい、飛距離性能を発揮できるなど、適切に使用できる可能性が高いです。
ただ、より軽くて柔らかいシャフトの方が適している場合もあるため、実際に試打をして確認してみてくださいね。
振動数
ツアーAD VFシャフトの振動数は、フレックスによって異なります。
同じモデルでも製造ロットによってわずかな違いがある可能性があるため、専門店やゴルフショップでの測定をおすすめします。
自宅でも、振動数測定器があればが簡単に測定可能です。
ツアーAD VFに似たシャフト3選
以下のシャフトは、ツアーAD VFと同様に中調子設計で高弾道を発揮、飛距離性能に優れています。
1.フジクラ ベンタス ブルー
- 中調子設計で、ツアーAD VFと同様に高弾道で飛距離性能に優れている
- 低スピン性能も備えており、安定性が高い
2.三菱ケミカルTensei AV Blue
- 中調子で高弾道を実現し、ツアーAD VFと似たフィーリングを持つ
- 飛距離性能と方向性のバランスが取れている
3.プロジェクトX HZRDUS Smoke Blue RDX
- 中調子設計で、高弾道と低スピンを両立
- ツアーAD VFと同様に、幅広いゴルファーに対応できる設計
合うヘッド5選
幅広いヘッドタイプと相性が良いとされていますが、特に以下のようなヘッドとの組み合わせが人気です!
以下のヘッドは、ツアーAD VFシャフトの特徴である高弾道と適度なスピン量を活かすことができ、飛距離性能と方向性のバランスが取れた組み合わせになります。
1.PING G425
- G425 MAX
- G425 LST
- G425 SFTなどの最新モデル
2.キャロウェイ EPIC SPEED
- EPIC SPEE
- EPIC MAX
- EPIC MAX LSなどのキャロウェイの高反発モデル
3.テーラーメイド SIM2
- SIM2
- SIM2 MAX
- SIM2 MAX Dなどのテーラーメイドの最新テクノロジーを搭載したモデル
4.タイトリスト TSi
- TSi2
- TSi3
- TSi4などのタイトリストの高性能ドライバー
5.ミズノ ST-Z
- ST-Z
- ST-Xなど、ミズノの最新モデル
ツアーAD VFとベンタスを徹底比較
特性 | ツアーAD VF | ベンタス |
---|---|---|
調子 | 中調子 | 中~先調子 |
弾道 | 高弾道 | 中~低弾道 |
スピン量 | 中~高スピン | 低スピン |
安定性 | 中程度 | 高い |
適正ヘッドスピード | 40-45m/s (VF-5) | 43-48m/s (Blue 6) |
主な対象者 | 中級者~上級者 | 上級者~プロ |
シャフト設計 | しなやかな撓り | 先端部が硬め |
飛距離性能 | 高い | 非常に高い |
ツアーAD VF
中調子で高弾道を実現するので、幅広いゴルファーに向いてます。
スイングのタイミングが取りやすく、球も上がりやすいので、中級者から上級者まで幅広く対応できます。さらに、スピン量も中〜高めで、しっかり高さが出るので、ボールの上がりやすさも優秀!
ヘッドスピードが40〜45m/sぐらいの方にぴったりで、飛距離も期待できます。
ベンタス
ベンタスは、中〜先調子で中〜低弾道。低スピン設計で、強風の中でも安定したプレーができるのが魅力です。
先端が硬めなので、インパクト時の安定感が増して、コントロールもしやすいです。
特にヘッドスピードが速い上級者やプロの方には、この低スピンが飛距離の伸びにつながります。
Blue 6モデルはヘッドスピード43〜48m/sあたりの方に向けた設計で、上級者向けと言えるでしょう。
結論『ツアーAD VF』は幅広い層に対応できる万能なシャフトで、『ベンタス』は上級者向けに特化した高性能シャフトという感じです。
自分の技量やスイングの特性に合わせて、どちらが合うか検討してみてくださいね!
ツアー AD VF が合う人・合わない人の特徴
合う人
✅ヘッドスピードが40-45m/s程度の中級者から上級者
✅高弾道で飛距離を求める方
✅中調子のしなりを好む方
✅アイアンショットの精度向上を目指す方
✅適度なスピン量を求める方
合わない人
✅ヘッドスピードが30m/s未満の初心者
✅ヘッドスピードが50m/s以上の上級者やプロ
✅低弾道を好む方
✅低スピンを求める方
✅先調子のシャフトを好む方
合わない人におすすめのシャフト
✅低ヘッドスピード(30m/s未満)の人向け
• フジクラAIR SPEEDER
• 三菱ケミカルBASSARA E-SERIES
✅高ヘッドスピード(50m/s以上)の人向け
• フジクラ ベンタス Black
• Project X HZRDUS Smoke Black RDX
• 三菱ケミカルTensei 1K Pro White
✅低弾道・低スピンを求める人向け
• フジクラ ベンタス Blue
• Project X HZRDUS Smoke Blue RDX
• Aldila Rogue Silver 130 MSI
✅先調子のシャフトを好む人向け
• ダイナミックゴールドTour Issue
• KBSツアー
• Nippon N.S. PRO MODUS3 Tour 120
スライサーにとって
このシャフトは、幅広いゴルファーに対応できるよう設計されているため、スライサーでも比較的扱いやすい可能性が高いです✨
メリットは以下の通り。
✅スイングのタイミングを取りやすくなる
✅インパクト時のフェース向きを修正しやすくなる
✅打ち出し角が高くなることで、サイドスピン量が減少し、スライス軌道が緩和される
✅極端な低スピンよりも、スライサーにとっては扱いやすい
✅フェースのローテーションを促し、スクエアに戻りやすくなる
ただし、シャフトだけでスライスを完全に修正することは難しく、スイングフォームの改善が最も重要です。>>スイングフォームの基本
一度、プロに見てもらい、自分に合った的確なアドバイスを受けるのもおすすめですよ。
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使用プロ
・タイガー・ウッズ選手
・佐藤心結選手
・池村寛世選手
・塩見好輝選手
・山田大晟選手
・全美貞選手
・内田ことこ選手
まとめ:ツアーAD VFが合う人は?/合うヘッドや振動数・ベンタスとの比較も解説!
基本特徴
- 中調子設計で高弾道、飛距離性能が高く、幅広いゴルファー向け。
- 「強さの中にやさしさを両立する」というコンセプトで人気。
適正ヘッドスピード
- VF-5: 40-45m/s(中級者〜上級者向け)
- VF-6: 43-48m/s(上級者〜トッププレーヤー向け)
- VF-7: 46-51m/s(上級者〜プロ向け)
合う人
- ヘッドスピード40-45m/s程度の中級者・上級者。
- 高弾道や適度なスピン量を求める人。
- アイアン精度や打ちやすさを重視する人。
合わない人
- ヘッドスピード30m/s未満または50m/s以上の方。
- 低弾道や低スピンを好む人、先調子シャフトを好む人。
代替候補
- 30m/s未満の人:フジクラAIR SPEEDER、三菱ケミカルBASSARA E-SERIESなど。
- 50m/s以上の人:ベンタスBlack、Project X HZRDUS Smoke Black RDXなど。
スライサーへの効果
- 打ち出し角が高く、サイドスピンが減少し、スライスが軽減されやすい。
使用プロ
- タイガー・ウッズ、佐藤心結選手など。