フジクラのSPEEDER NX GREEN(スピーダーNXグリーン)は、ウッド用カーボンシャフトです。先端のしっかり感を求めつつ、体の回転で最後まで振り抜きたい人に試してほしいシャフトです。50Sありきで選ばず、手元にしなりを感じたいなら50SR・50R、重さを抑えたいなら40シリーズも比較候補になります。
右へ抜ける球と高さ不足を補いたいなら、ステルス2 HD ドライバーやPARADYM Xドライバーがヘッドの候補です。現在の球が左へ行きすぎるなら、ヘッドを替える前に、今のヘッドとシャフトの組合せでつかまりがどう変わるかを見てみましょう。
SPEEDER NX GREEN(スピーダーNXグリーン)が合う人・選び直したい人
メーカーは、初代SPEEDER NXをベースに、手元側と中間部のねじり剛性の差を大きくし、先端側の曲げ剛性を高めた設計と説明しています。全体を一律に硬くしたシャフト、と捉えるより、しなる位置と先端の動きの違いが比較のポイントです。フジクラ公式の設計説明。
西川みさとプロの40S試打では、腕で強く打ちにいくより、体の回転で振る人に合うと評価されています。手元のしなりを感じながら振りたい人には、50Sより柔らかい仕様も選択肢です。T島氏は、先端のしっかり感を評価しつつ、自分なら50SR・50Rも候補にすると述べています。
| 現在の悩み・希望 | 試す方向 | 選び直すサイン |
|---|---|---|
| インパクトで先端が動きすぎる感じがする | 近い重量・硬さのSPEEDER NX GREEN(スピーダーNXグリーン) | 硬さを意識して力み、振り遅れる |
| 50Sでは切り返しのしなりを感じにくい | 50SR・50Rも比較 | 柔らかくして打点や左右の散らばりが増える |
| 現在のクラブが重く、後半に振り切れない | 40シリーズなど軽量側 | 軽くすると切り返しを急いでしまう |
右へ抜ける球が多い人は、硬さを上げるより、今の重量帯で無理なく振れる仕様を選びましょう。左へのミスが多い人は、打点とフェースの戻りが揃うかを比べると、選ぶ目的がはっきりします。
50Sのヘッドスピード目安は?
例えばドライバーのヘッドスピードが40m/s前後で50Sを考えているなら、現用クラブの重量と長さも揃えて比べてみましょう。重さが合うか、切り返しで無理なくしなりを感じるかを分けて見るのがポイントです。
50g台を無理なく振れているなら50Sと50SR・50Rを打ち比べる。今のシャフトが重いなら、硬さを変える前に40シリーズも含めて重量を見直す。この順に絞ると、速度の数字だけでSを選んでしまう失敗を減らせます。
下表はSPEEDER NX GREEN(スピーダーNXグリーン)の公式仕様です。
| 仕様 | 掲載重量 | 比較したい目的 |
|---|---|---|
| 40 S | 52.5g | 50Sより軽い側を比較する |
| 50 R | 54.5g | 50g台で手元の感じ方を比べる |
| 50 SR | 56.0g | 50Sとの硬さ・タイミングの違いを見る |
| 50 S | 57.5g | 現用と近い重量なら比較の起点にする |
| 60 S | 66.5g | 重量を増しても振り切れるかを見る |
出典:フジクラ公式仕様。いずれも製品仕様の重量で、スリーブ・グリップ付きの重量やクラブ総重量ではありません。同じ「50」でもフレックスで重量が変わります。
50Sの振動数は何cpm?
みんなのゴルフダイジェストのSPEEDER NX GREEN(スピーダーNXグリーン)とSPEEDER NX GOLDの比較には、SPEEDER NX GREEN(スピーダーNXグリーン) 50Sを253cpmとする掲載例があります。使用ヘッドはブリヂストンBX2 HT・ロフト9.5度、クラブ長さは45.5インチという条件です。
振動数はヘッドやクラブ長さ、測定方法で変わります。購入する仕様は、現在のクラブとの重量差と、切り返しで感じる硬さから絞ると選びやすくなります。
SPEEDER NX GREEN(スピーダーNXグリーン)に合うヘッドは?
右へのミスを減らし、ボールの高さも出したい人には、つかまりを補えるステルス2 HD ドライバーとPARADYM Xドライバーをおすすめの比較候補に挙げます。先端のしっかりしたシャフトに、ヘッド側のつかまりや打ち出しやすさを組み合わせる選び方です。
| ヘッドの候補 | 選ぶ理由 | 先に比較したい人 |
|---|---|---|
| ステルス2 HD ドライバー | 高い打ち出しとドローバイアスを狙った設計 | 右へのミスに加え、球が低くてキャリーを失っている人 |
| PARADYM Xドライバー | ヘッドが戻りやすく、つかまりを助けるモデル | ボールをつかまえにいかないと右へ逃げる人 |
高さも補いたいなら、ステルス2 HD ドライバー
ステルス2 HD ドライバーは、ヒール側への重量配置により、打ち出しとドローバイアスを生み出す設計です。同シリーズではステルス2 PLUS ドライバー、ステルス2 ドライバー、ステルス2 HD ドライバーの順に、打ち出しとスピンが高くなるとメーカーは説明しています。テーラーメイド公式のモデル比較。
低く右へ抜ける球が多いなら、シャフトの硬さを上げるより、ヘッド側で高さとつかまりを補う方向から比較してみましょう。キャリーが増え、右へ外す幅も小さくなる組合せを選びたいところです。
つかまえにいく動きを減らしたいなら、PARADYM Xドライバー
PARADYM Xドライバーは、つかまりを助けるヘッドを探している人の候補です。キャロウェイのフィッターは、ヘッドが戻らず右へ出る人や、手でつかまえにいく人にこのモデルを勧めています。キャロウェイ公式のフィッティング解説。
体の回転で振り抜きたいのに、最後に手を返して調整してしまう人は、ヘッドのつかまりを味方にする選び方ができます。SPEEDER NX GREEN(スピーダーNXグリーン)のしっかりした振り心地を生かしながら、無理につかまえにいかず目標方向へ打ち出せるかを比べましょう。
西川みさとプロも、GDOの40S試打で、この2モデルを相性のよいヘッドとして挙げています。
左へのミスや吹け上がりが悩みなら
左へのミスが多い人は、つかまりの強いヘッドへ替えることを急がず、現在のヘッドでシャフトを比較するのがおすすめです。重さと長さを揃え、左への曲がりと打点のばらつきが減るかを見ましょう。
球が高く、スピンも多すぎるなら、ステルス2 PLUS ドライバーなど低スピンを狙ったモデルも比較候補になります。すでに球が低い人は、低スピン化より打ち出しとキャリーの確保を優先。自分のミスと反対の方向を補えるヘッドから選ぶと、候補を絞りやすくなります。
初代SPEEDER NXから替える場合
初代SPEEDER NXとSPEEDER NX GREEN(スピーダーNXグリーン)は、同じ重量帯・フレックスでも重量が違います。名前の「50S」などだけを揃えず、製品仕様と完成クラブの長さまで確認してください。完成クラブ用の専用モデル表記がある場合も、アフターマーケット用と同じ仕様だと思い込まないことが大切です。
例えば、今の50g台を重く感じているなら、40Sの公称52.5gと50Sの公称57.5gを比べてみましょう。重さが合っていて硬さを変えたいなら、50R・50SR・50Sを並べると、変える目的がはっきりします。
コースで使える一本に絞るには
試打では最長飛距離の一球だけでなく、同じ狙いで打ったときの左右の幅とキャリーのばらつきを見ましょう。100切りを目指すなら大きなミスを減らせるか、90切りならフェアウェイの狙った幅に収めやすいかが選ぶ材料になります。
購入時は、単品かスリーブ付きか、メーカー対応、硬さ、装着後の長さ、先端カットの有無を確認。完成ドライバーなら、標準でSPEEDER NX GREEN(スピーダーNXグリーン)が付く商品か、別の純正シャフトかも見てください。
先端のしっかり感を求めるならSPEEDER NX GREEN(スピーダーNXグリーン)を候補に入れてみましょう。50Sが硬く感じるなら50SR・50R、重いなら40シリーズも比較します。右へのミスと高さ不足を補いたい人は、ステルス2 HD ドライバーやPARADYM Xドライバーとの組合せから検討すると選びやすくなります。


