フジクラが製造したスピーダーNXブルーの後継モデル・スピーダーNXグリーン。安定性と振りやすさを兼ね備えたアスリート向けのモデルです。
この記事では、そんなスピーダーNXグリーンについて以下のポイントを解説していきます。
・スピーダーNXグリーンの特徴と評価
・適正ヘッドスピード
・調子と特性
・合う人・合わない人の特徴
・使用プロ
・ブルーとの違い
・このシャフトに合うクラブヘッド
スピーダーNXグリーンの特徴
✅軽量
✅手元側のトルクを抑え、中間部とのトルク差を大きくしている
✅なめらかなフィーリングで一体感のあるシャフト
✅先端剛性が高い
✅安定した弾道
✅適度なスピン量と飛距離性能
✅振動吸収性が高く打感も良好
適正ヘッドスピード
約40〜46m/s
スイングが速すぎたり遅すぎたりすると、シャフトの特性を活かせないため、パフォーマンスが低下する可能性があります。
ヘッドスピードを伸ばしたい場合や、ヘッドスピードを保ちたい方には、プロ推奨のスイングトレーナーの使用が効果的。シャフトの特性を最大限に活かしたスイングが可能になりますよ。
40未満の人が打ったら?
シャフトのしなりを十分に引き出せず、飛距離が出にくく、弾道も低くなる傾向があります。
ヘッドスピードが遅めのゴルファーには、以下のようなより柔らかいシャフトや軽量シャフトを検討することをおすすめします。
調子
中調子で、スイング全体のバランスを重視しています。
インパクトゾーンでのしなりが少なく、しっかりとしたフィードバックを得ることができます。これにより、シャフトがしなりすぎることなく、安定したショットを打つことができます。
評価
スピーダーNXグリーンは、多くのゴルファーから高評価を得ています。「買ってよかった」「素晴らしいシャフト」と、特に安定性と使いやすさが高く評価されています。
ただし、捕まりはそれほど強くないため、スライサーには少し難しいかもしれません。
総合的に見て、幅広いゴルファーに適したバランスの取れたシャフトだと言えそうです。
ブルーとの違い
特性 | NX グリーン | NX ブルー |
---|---|---|
調子 | 中調子〜先調子 | 中調子 |
剛性 | 高め | 標準 |
振りやすさ | △ | ◎ |
許容範囲 | 狭い | 広い |
つかまり | 抑えめ | 良い |
打ち出し | 低め | 高め |
安定性 | ◎ | ○ |
タイミング | 難しい | 取りやすい |
適性ヘッドスピード | 約40〜46m/s | 約35-47m/s |
フィーリング | しっかりしている | 少しタイミングが取りづらい |
スピン量 | 少なめ | やや多め |
弾道 | 強い | 高い |
コントロール性 | 高い | やや劣る |
ブルーが合う人
- ヘッドスピードが中速(35〜47m/s)
- 中級者から上級者
- 安定性を求める人
- 操作性を重視する人
- バランスの取れた性能を求める人
スピードに頼らずスムーズな動きで飛距離を稼ぎたい人に向いています。
スピーダー NXグリーンが合う人・合わない人の特徴
合う人
- ヘッドスピード40〜46m/s
- しなりを活かしたスムーズなスイングを好む人
- 飛距離と方向性のバランスを重視する人
- 振り切り感があるシャフトを求める人
- フェード系の球筋を好む人
合わない人
- ヘッドスピード40m/s未満
- 手元の硬さや剛性を好む人
- フック傾向のある人
- しなりが苦手が人
合わない人におすすめのシャフト
✅KBS Tour Light 100
手元をしっかり感じたい人や、自分でボールを捕まえるスイングをする人に適しています。
✅日本シャフト NS PRO シリーズ
より高い振動数を持ち、しっかりとした打感を求める人に向いています。
✅ダイナミックゴールド
剛性が高く、手元の硬さを好む人に適しています。
✅フジクラ ベンタス
スピーダーNXグリーンよりも低スピンで、フック傾向を抑えたい人に向いています。
✅三菱ケミカルTensei
手元が硬めで、安定性を求める人に適しています。
使用プロ
- 吉田優利選手
- 西村優菜選手
また、飛ばし屋として知られる長野泰雅選手も使用しています。
スピーダーNXグリーンに合うヘッド4選
スピーダーNXグリーンに合うヘッドとしては、ややディープフェースで安定性の高いモデルとの相性が良いです。軽量ドライバーや高慣性モーメント(MOI)ドライバーと組み合わせることで、さらに飛距離と方向性を両立させることができます。
1・PING G430 MAX(高MOIモデル)
大慣性モーメントモデルであるG430 MAXは、NXグリーンの先端剛性の高さと相性が良いとされています。
2・TaylorMade Stealth 2(安定性が高く、つかまりの良いモデル)
NXグリーンの特性を活かせるヘッドの一つです。特につかまりの良さと組み合わせることで、良好な結果が得られる可能性があります。
3・Titleist TSR2(完成モーメントが大きめ)
完成モーメントが大きめのヘッドであるTSR2は、NXグリーンの特性を引き出すのに適しているようです。
4・XXIO X-eks-(軽量で、つかまりに優れるモデル)
つかまりに優れるヘッドとNXグリーンの万能さが良くマッチするとされています。
これらのヘッドは、NXグリーンの特徴である振りやすさと先端剛性の高さを活かせる設計になっています。
ただし、最適な組み合わせは個人のスイング特性によって異なるため、可能であればフィッティングを受けることをおすすめします。
まとめ:スピーダーNXグリーンが合う人の特徴
• スピーダーNXグリーンは飛距離と方向性を両立させるシャフト
• 適正ヘッドスピードは約40〜45m/s
• 中調子で、スイング全体のバランスを重視
• 安定した弾道と高い飛距離性能が特徴
• ヘッドスピード40〜46m/sのゴルファーに適している
• しなりを活かしたスムーズなスイングを好む人に向いている
• ヘッドスピードが遅い(40m/s未満)ゴルファーには不向き
• 女子プロゴルファーを中心に多くのプロが使用
• ややディープフェースで安定性の高いヘッドとの相性が良い
• PING G430 MAX、TaylorMade Stealth 2などのヘッドと相性が良い
• 個人のスイング特性に合わせてフィッティングを受けることを推奨