オデッセイのTRTL MAXパターは、カメ型のTRTLパターを大きくし、ヘッド重量も増やしたマレット型パターです。大きなヘッドの安心感を求め、自分で細かく操作するより、ヘッドの動きに合わせてゆったり振りたい人におすすめです。
普段の長さでフェースの開閉を抑えたいなら、TRTL MAX Square 2 Squareパターが候補。一方、小ぶりな見た目や操作感を残したいなら、通常サイズのTRTLパターにも選ぶ理由があります。TRTL MAXパターには中尺・長尺もあるので、ヘッドの違いと打ち方の違いを分けて見ていきましょう。
目次
- TRTL MAXパターと通常TRTLパターの違いは?安定感と操作感で選ぶ
- TRTL MAXパターの特徴は?大きなヘッドと転がりを支える構造
- TRTL MAXパターが合う人と3モデルの選び分け
- 試打評価から分かる注意点は?大きさだけで距離感は決まらない
- 価格・発売日は?長尺は12月3日発売予定
- まとめ:ヘッドに任せたいならTRTL MAXパター、操作感を残すなら通常TRTLパター
TRTL MAXパターと通常TRTLパターの違いは?安定感と操作感で選ぶ
TRTL MAXパターで変わった中心は、ヘッドのサイズと重さです。通常TRTLパターより前後にも左右にも大きくなり、ヘッドをどっしり動かす方向へ設計されています。
メーカーの比較試打では、同じ長さ・同じグリップのTRTL Square 2 SquareパターとTRTL MAX Square 2 Squareパターを打ち比べています。通常型は安定感の中にも操れる感覚があり、TRTL MAXパターは自動的に安定して動くように感じた、という評価でした。
| 選ぶときの希望 | TRTL MAXパターを候補にする理由 | 通常TRTLパターを候補にする理由 |
|---|---|---|
| 構えたときの見え方 | 大きな輪郭を安心材料にしたい | 小ぶりなヘッドで構えたい |
| ストロークの感覚 | ヘッドの重さを感じ、ゆったり動かしたい | 安定感に加え、自分で動かす感覚も残したい |
| 今のパターからの移行 | 大型マレットの見た目や動きが好き | ブレード型や小さなマレットから移りたい |
大きさによる安心感が欲しいのか、重さで振り方を落ち着かせたいのか。ここがTRTL MAXパターを選ぶ理由になります。反対に、今の小さなヘッドで距離感をつかめているなら、TRTL MAXパターへの変更が必ず上達につながるわけではありません。
参考:メーカー掲載の通常TRTLパターとTRTL MAXパターの比較試打。上記の使用感は同記事の筆者によるもので、当サイトの実測ではありません。
TRTL MAXパターの特徴は?大きなヘッドと転がりを支える構造
- 大きなヘッドと外周への重量配置で、芯を外した際のねじれにくさを狙っています。
- Ai-STAR・インサートは、しっかりした打感とボールスピードの出しやすさを重視しています。
- 白いラインと六角形の輪郭を使って、ボールとフェースの向きを合わせる設計です。
外側に重さを集め、ヘッドの余計な回転を抑える
中央の六角形部分とソールプレートには軽量素材を、四隅に張り出した外周にはステンレススチールを使っています。底面の4つのウェイトとともに、ヘッドの外側へ重さを配分する構造です。
この配置が高める慣性モーメントは、回転の変化に対する抵抗の大きさ。パターでは、打点が芯からずれたときのヘッドのねじれにくさに関わります。TRTL MAXパターは通常TRTLパターよりヘッドを大きく重くすることで、さらに安定感を重視しています。
なお、4つのウェイトやAi-STAR・インサートは通常TRTLパターにもある機能です。TRTL MAXパターだけに新しく加わった機能として選ぶのではなく、ヘッドの大きさと動かしたときの感覚が自分に合うかが比較の中心になります。
Ai-STAR・インサートは、手応えを使って距離を合わせたい人向け
ボールが当たる面の樹脂と、その裏側のアルミニウムを重ねたのがAi-STAR・インサートです。メーカーは、打点がずれた際のボールスピード低下を抑え、順回転を促すと説明しています。
しっかりした打感と高めの打音も特徴です。やわらかく包むような感触より、打った手応えや音で距離を合わせたい人に向く設計ですね。コンパクトなストロークでも必要な初速を出す狙いがあるため、現在のパターとの比較では、短い距離の方向だけでなく長い距離のタッチも見たいところです。
白いラインと六角形で、狙う方向を合わせる
ヘッド上面の白く太いラインが、ターゲット方向を示します。さらに、中央の六角形の斜辺とラインの位置関係を使って、ボールの中心とフェースの向きを合わせやすくしています。
ソールの丸みを抑え、構えたときの座りを安定させる工夫もあります。大型ヘッドを構えた際に、輪郭とラインの両方で方向をイメージしたい人にうれしい設計です。
設計の出典:オデッセイ公式製品資料。
TRTL MAXパターが合う人と3モデルの選び分け
- 普段の長さでフェースの開閉を抑えたい人には、TRTL MAX Square 2 Squareパター。
- 両手を近づけた握り方を続け、長めのクラブ全体の重さを感じたい人には、TRTL MAX CRUISER DBパター。
- 両手を離して握る長尺スタイルで大型ヘッドを使いたい人には、TRTL MAX BROOMSTICK DBパター。
普段の長さで開閉を抑えたい人:TRTL MAX Square 2 Squareパター
33・34インチのゼロトルクモデルです。重心とシャフトの位置関係を利用し、ストローク中にフェースがねじれようとする動きを抑えます。TRTL MAXパターの3モデルすべてがゼロトルクではなく、この仕様を選べるのがTRTL MAX Square 2 Squareパターです。
短いパットで、開いたフェースを戻すタイミングに悩む人の候補になります。ヘッドを積極的に返すより、向きを保って動かしたい人におすすめです。普段の長さを維持できるので、中尺や長尺の打ち方へ変えるつもりがない人も選びやすいモデルです。
長めのクラブで落ち着いて振りたい人:TRTL MAX CRUISER DBパター
36・38インチの中尺モデルです。DBはダブルベントの略で、シャフトが二段階に曲がった形を指します。通常長のTRTL MAX Square 2 Squareパターとはシャフトの取り付け方も異なり、長さだけを伸ばした同一モデルではありません。
メーカーの比較試打では、長いシャフトとグリップが加わり、クラブ全体のどっしりした感覚が増すと紹介されています。普段の両手を近づける握り方を続けながら、長めのクラブの動きに合わせてストロークしたい人向けです。
38インチを長く感じていた人には、36インチという選択肢もあります。グリップの重さも長さ別に異なるため、握る位置だけでなく、構えた姿勢とクラブ全体の動かしやすさで選べます。
ポチップ
長尺の打ち方を使いたい人:TRTL MAX BROOMSTICK DBパター
45インチの長尺モデルです。上下に分かれたグリップを両手で離して握り、ほうきを動かすようにストロークします。ライ角は78度で、ほかの2本の70度よりシャフトを立てて構える仕様です。
すでに長尺を使っていて大型ヘッドへ替えたい人や、長尺の構えと打ち方を取り入れたい人が候補です。「大きいヘッドだから」という理由だけで選ぶと、通常長との握り方や姿勢の差が大きくなります。今の握り方を続けたい場合は、TRTL MAX Square 2 SquareパターかTRTL MAX CRUISER DBパターから選ぶほうが自然です。
長尺パター自体は禁止されていませんが、ストローク中にクラブや握っている手を胸・腹などへ固定するアンカリングは禁止です。ゴルフ規則10.1bに沿って、体に固定せずに使います。
ポチップ
試打評価から分かる注意点は?大きさだけで距離感は決まらない
TRTL MAXパターの評価で押さえたいのは、ヘッドが安定して動く感覚を好むかどうかです。前述のメーカー比較試打は、通常型の操作感とTRTL MAXパターの自動的な動きを対比しています。大型ヘッドが安心材料になる人には魅力ですが、自分でヘッドを動かしてタッチを出す感覚とは好みが分かれます。
通常サイズのTRTL Sパターについては、GDOのユーザーレビューに、方向の合わせやすさや転がりを評価する声のほか、軽さやグリップへの違和感を挙げる声もありました。ゴルフクラブ評価ナビのTRTL Sパターの投稿でも、小さめの見た目や打感、ウェイト変更に触れています。これらはTRTL MAXパターの使用評価ではありませんが、サイズのほかに重さ・グリップ・打感も選択を左右することが分かります。
参考:GDOの通常TRTL Sパターユーザーレビュー、ゴルフクラブ評価ナビの通常TRTL Sパター評価。
また、通常TRTLパターのツアーバン取材では、前後・左右のウェイトを変えて、使用者に合わせて重心を調整する方法が紹介されています。今のTRTLパターで見た目には満足していて、重さや振りにくさだけが気になるなら、いきなりTRTL MAXパターへ替えるより、現状の重量配分をフィッティングで相談する選択肢もあります。
参考:通常TRTLパターのウェイト調整を扱ったツアーバン取材。
TRTL MAXパターが合わない、または通常TRTLパターを先に比べたいのは、次のような人です。
- 小ぶりなヘッドを好み、自分で細かく操作する感覚を残したい人。
- とてもやわらかい打感と低い打音を優先し、今の感触を変えたくない人。
- 重さやグリップへの不満を、ヘッドの大型化だけで解決しようとしている人。
小ぶりなヘッドで、ネックによる動かし方の違いも選びたい方は、通常TRTLパターの4モデルの違いと合う人へ。TRTL MAXパターとの比較は、ヘッドの見え方、短い距離の向きの合わせやすさ、長い距離のタッチの3点に絞ると、自分が大きさに求めるものを判断しやすくなります。
価格・発売日は?長尺は12月3日発売予定
国内通常カラーのメーカー税込価格です。2026年11月7日時点で、通常長と中尺は発売済み、長尺は発売前です。
| モデル | タイプ・長さ | 税込価格・国内発売日 |
|---|---|---|
| TRTL MAX Square 2 Squareパター | ゼロトルク・33/34インチ | 69,300円・2026年11月6日発売 |
| TRTL MAX CRUISER DBパター | 中尺・36/38インチ | 74,800円・2026年11月6日発売、数量限定 |
| TRTL MAX BROOMSTICK DBパター | 長尺・45インチ | 80,300円・2026年12月3日発売予定、数量限定 |
左用はTRTL MAX Square 2 Squareパターがカスタム対応、TRTL MAX CRUISER DBパターが38インチに設定されています。TRTL MAX BROOMSTICK DBパターには左用設定がありません。本文の商品リンクは右用です。
まとめ:ヘッドに任せたいならTRTL MAXパター、操作感を残すなら通常TRTLパター
TRTL MAXパターは、大きなヘッドを構えた安心感と、どっしり動く感覚を求める人の候補です。通常長・中尺・長尺は打ち方が違うため、まず続けたい握り方と姿勢で仕様を絞りましょう。
通常TRTLパターの小ぶりな見た目や操作感が気に入っているなら、TRTL MAXパターに替えずに使い続ける判断もできます。大きさへの期待と、今のパターで気に入っている感覚を比べることが、自分に合う一本を選ぶ近道です。

