プロギアのPRGR 01 アイアン(2026年)は、軟鉄を一体で鍛造した、小ぶりなヘッドのアイアンです。打ったときの柔らかな手応えを大切にしながら、自分で球筋や距離を打ち分けたい方におすすめします。
一方、芯を外したときの助けや長い番手の上げやすさを優先するなら、PRGR 02 アイアン(2026年)のほうが選びやすいでしょう。どちらもシャープな顔立ちですが、ボールを打つフェースの作りが違います。
ここでは、打感と芝からの抜けを考えた設計、合う人・合わない人、純正シャフト3仕様を紹介します。PRGR 02 アイアン(2026年)との違いや、別売のギャップウェッジまで、買い替えで迷いやすい点を見ていきましょう。
PRGR 01 アイアン(2026年)の特徴|軟鉄一体の打感と小ぶりな顔
- 軟鉄S20Cを一体で鍛造し、打点の裏側を厚くして重厚な打感を狙っています。
- 重心を中央より少しヒール側に置き、メーカーが想定するアスリートの打点に近づけています。
- 2023年モデルよりフェース長を1mm短くし、目標に合わせるリーディングエッジもストレートになりました。
- ソール前側の削り幅を番手ごとに変え、地面に刺さりにくくする工夫を加えています。
打点の裏を厚くして、柔らかな手応えを狙う
ヘッド素材は軟鉄S20Cです。異なる素材の薄いフェースを組み合わせるのではなく、同じ軟鉄で一体に作っています。
背面の「パワーインパクトキャビティ」は、ボールが当たる場所の裏側に厚みを残す設計です。さらに2026年モデルではその部分を厚くし、打感を重視しています。強く弾く感触より、当たった瞬間の手応えを楽しみたい方に魅力があります。
重心位置は中央よりややヒール寄りです。プロギアはアスリートにヒール寄りの打点が多いことに着目しており、普段の打点が中央から少しネック側に集まる方には気になる工夫ですね。
ハーフムーンソールで、短い番手の刺さりに配慮
「ハーフムーンソール」は、ソールの前側を番手ごとに違う幅で削った形です。長い番手は削り幅を小さくし、打ち込む度合いが強くなる短い番手では大きくしています。
ショートアイアンで上から打ち込んだとき、刃が芝に刺さる感じが気になる方には、2023年モデルからの注目点です。深く手前を打つダフリを帳消しにする機能というより、地面に入った後の抜けを考えた設計です。
素材・形状・番手別設計はプロギアの製品情報を基にしています。
PRGR 01 アイアン(2026年)が合う人・合わない人
合うのは、次のような方です。
- 軟鉄鍛造らしい柔らかな打感を楽しみたい方。
- 小ぶりでストレートな顔を好み、フェースの向きを意識して打ちたい方。
- 長い番手の飛距離を増やすことより、狙う距離や球筋を打ち分けたい方。
軟鉄鍛造らしい柔らかな打感を楽しみたい方
芯付近で捉えたときの感触を重視するなら、軟鉄一体の作りと打点裏の厚みが購入の理由になります。
GDOの試打記事では、谷口拓也プロも柔らかな手応えを評価しています。ただし、同プロ自身はもう少し硬めの感触を好むため、柔らかすぎるとも述べています。柔らかさを求める人には魅力でも、しっかりした打音や弾きを好む人とは好みが分かれます。
小ぶりでストレートな顔を好む方
フェースの周囲の面取りを小さくし、輪郭をシャープに見せています。ネックからフェースにつながる部分には厚みを持たせ、左へのミスを想像しにくい見た目に整えました。
つかまり方の感想は試打者によって分かれます。楽しいGOLF LIFEの試打はヘッドを返しやすい点を好評価とする一方、まさのゴルフ雑記帳はつかまりを控えめと評しています。左に曲がらないクラブというより、顔の向きと打点を自分で合わせたい方にすすめたいモデルです。
狙う距離や球筋を打ち分けたい方
7番のロフトは32°です。飛距離を伸ばすことだけを狙った作りではなく、狙った場所へ運ぶための操作性を大切にしています。
先ほどの谷口プロは、高いストレートの球で狙いやすく、極端に球を曲げる人だけのモデルではないとも評価しています。右左へ打ち分けたい方はもちろん、目標に素直に構えてグリーンを狙いたい方にも合います。
同プロの試打は、7番・スペックスチールⅢ Ver.2 M-43 S、練習場専用レンジボール、トラックマンを使ったものです。7番のヘッドスピード37.3m/sで、平均キャリー158.3ヤード、スピン量5773rpmを記録しています。これは同プロの試打結果で、ご自身の距離は今の7番と打ち比べたキャリーが目安になります。
反対に、次の希望が強い方には合いにくいでしょう。
- 打点が広く散らばり、ミスした球の距離の落ち込みをできるだけ抑えたい方。
- 長い番手をもっと楽に上げたい方。
- 純正の軽量カーボンやSR・Rの硬さから選びたい方。
こうした希望には、寛容性を持たせ、軽量仕様も用意したPRGR 02 アイアン(2026年)のほうが応えやすいです。
PRGR 02 アイアン(2026年)との違い|打感か、飛ばしやすさか
| 比べる点 | PRGR 01 アイアン(2026年) | PRGR 02 アイアン(2026年) |
|---|---|---|
| 素材と作り | 軟鉄S20Cの一体鍛造 | 軟鉄ボディと別素材フェースの複合構造 |
| 重視する性能 | 打感と操作性 | 飛距離と寛容性の両立 |
| 7番/PWのロフト | 32°/46° | 30°/44° |
| 純正シャフト | スチール3仕様・S | スチールとカーボン計7仕様 |
PRGR 02 アイアン(2026年)のフェースはニッケルクロムモリブデン鋼です。4~7番はフェースの厚みを変えて反発性能と低重心化を狙い、長い番手の上げやすさを助けています。
「小ぶりな軟鉄一体の手応えが好き」ならPRGR 01 アイアン(2026年)、「シャープな見た目は欲しいけれど、ミスの助けも欲しい」ならPRGR 02 アイアン(2026年)と分けると分かりやすいですね。軽量仕様の内訳はPRGR 02 アイアン(2026年)の特徴と選び方で紹介しています。
長い番手だけPRGR 02 アイアン(2026年)にする組み方
短い番手はPRGR 01 アイアン(2026年)の打感を残し、長い番手だけPRGR 02 アイアン(2026年)にするコンボも、メーカーが提案しています。
ただ、PRGR 02 アイアン(2026年)の6番は27°、PRGR 01 アイアン(2026年)の7番は32°で、つなぎ目は5°です。見た目はつながっても、ここだけキャリーが離れるならロフト調整が必要になります。両アイアンはロフト・ライ角とも±2°の調整に対応しています。
PRGR 01 アイアン(2026年)の純正シャフト3仕様
7番アイアンの仕様を比べました。総重量はヘッド・シャフト・グリップを含むクラブ全体の重さです。
| シャフト(いずれもS) | 7番の総重量/長さ | 7番のシャフト重量 |
|---|---|---|
| スペックスチールⅢ Ver.2 M-43 | 417g/37インチ | 95g |
| N.S.PRO MODUS3 105 | 421g/36.75インチ | 99g |
| N.S.PRO MODUS3 115 | 433g/36.75インチ | 110g |
表は公式スペックの設計値です。
現在の7番が420g前後で重さを変えたくない方なら、417gのスペックスチールⅢ Ver.2か421gのN.S.PRO MODUS3 105が近い重さです。両者は長さも違い、スペックスチールのほうが0.25インチ長くなります。
N.S.PRO MODUS3 115は、もっと重さを感じながら振りたい方におすすめです。N.S.PRO MODUS3 105とのクラブ総重量差は12g、シャフト重量差は11gです。軽量化が目的なら、この3仕様だけで無理に選ばず、カーボン仕様のあるPRGR 02 アイアン(2026年)も見てみましょう。
5本セットの内容と、46°PWからつなぐGW
メーカー希望小売価格は、6~9番とPWの5本セットが税込132,000円です。4番・5番・GWは各税込26,400円の別売で、4番とGWは注文生産になります。発売日は2026年4月17日です。
| 番手 | ロフト | 販売形態 |
|---|---|---|
| 4番/5番 | 22°/25° | 別売単品 |
| 6番/7番 | 28°/32° | 5本セットに含む |
| 8番/9番/PW | 36°/41°/46° | 5本セットに含む |
| GW | 48°・49°・50° | カスタムオーダー専用 |
GWは、フルショットで打つことの多いPWと、その下のウェッジの間を埋めるギャップウェッジです。PWに似た形で構えたい方に向き、プロギアはPRGR 01 アイアン(2026年)には50°をすすめています。
46°PWから50°GWなら4°刻みです。今のウェッジが52°からならPWとの間は6°になるため、間の距離を打つ場面が多い方には50°を加える意味があります。すでに50°を使っていて、PWとの距離もつながるなら、セットと一緒にGWまで買い替える必要はありません。
価格・構成はプロギアの発売資料、注文生産とGWの設定は製品情報で確認しています。
まとめ|小ぶりな顔と軟鉄一体の打感を求める方へ
PRGR 01 アイアン(2026年)は、小ぶりで目標に合わせやすい顔と、軟鉄一体の柔らかな手応えが魅力です。飛距離を伸ばすことより、狙う距離と球筋を自分で作りたい方におすすめします。
今の7番が420g前後なら、N.S.PRO MODUS3 105は重さを大きく変えずに買い替えられる仕様です。長い番手の上げやすさや軽量化を優先するならPRGR 02 アイアン(2026年)、PWからアイアンの顔をつなぎたいなら別売の50°GWと、ご自身が変えたいところに合わせて選べます。

